Googleビジネスプロフィールとは?機能と使い方を解説

「店舗の集客を増やしたいけれど、何から始めればいいか分からない」「Googleマップに自分のお店を表示させたい」と悩んでいませんか。

この記事で分かること

  • Googleビジネスプロフィールの基本的な仕組みと役割
  • 店舗集客に直結するメリットと具体的な活用方法
  • 登録から運用、検索結果での評価を高めるポイント

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、Google検索やマップ上に店舗情報を無料で掲載・管理できる強力なツールです。この記事では、基本的な機能や登録方法から、ローカル検索で上位表示を目指すための運用手順までを分かりやすく解説します。最後まで読むことで、効果的な店舗集客の基盤を構築し、来店数アップにつなげる具体的なステップが分かります。

Googleビジネスプロフィールとは

Googleビジネスプロフィールとは

Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップ上に店舗や企業の情報を無料で表示し、管理できる公式ツールです。ユーザーが店舗やサービスを探す際に必要な営業時間、住所、電話番号、写真などを登録することで、オンライン上での視認性を高めることができます。

検索とマップに情報が表示される仕組み

ユーザーが特定の地域や業種で検索を行った際、Googleのアルゴリズムが関連性の高いビジネス情報を自動的に抽出し、検索結果やマップ上に表示する仕組みです。この仕組みは、ユーザーの検索意図に最も適した情報を提供することを目的としています。

具体的には、ユーザーが「近くのカフェ」や「新宿 居酒屋」のように検索すると、Googleは位置情報や検索キーワードを解析します。その後、登録されているビジネス情報の中から条件に合致するものをピックアップし、検索結果画面の上部やGoogleマップ上にリスト形式で提示します。仕組みの主要なステップは以下のとおりです。

  • ユーザーによる検索:地域名や業種、サービス名を含むキーワードで検索を行う
  • 情報の解析とマッチング:Googleがユーザーの現在地や検索意図を解析し、関連するビジネス情報を抽出する
  • 検索結果への表示:Google検索のローカルパック(検索結果上部に表示される地図と店舗のリスト)やGoogleマップ上に店舗情報が表示される

Googleマイビジネスからの名称変更

Googleビジネスプロフィールは、以前「Googleマイビジネス」と呼ばれていたサービスが2021年11月に名称変更されたものです。名称が変更された主な理由は、複数店舗を展開する大企業向けと、単独店舗を運営する小規模ビジネス向けの管理機能を明確に分けるためです。

このアップデートに伴い、小規模ビジネスのオーナーは、専用の管理画面やアプリを開くことなく、Google検索やGoogleマップの画面から直接ビジネス情報を編集できるようになりました。下表のとおり、名称変更に伴う主な変更点を整理しました。

項目 Googleマイビジネス(旧) Googleビジネスプロフィール(新)
主な管理方法 専用の管理画面やスマートフォンアプリ Google検索およびGoogleマップ上から直接編集
アプリの提供 専用アプリあり(現在は提供終了) 専用アプリなし(Googleマップアプリを利用)
対象ユーザーの明確化 すべてのビジネスで共通の管理画面 単独店舗は検索画面から、複数店舗はビジネスプロフィールマネージャで管理

ローカル検索における役割

ローカル検索において、Googleビジネスプロフィールは実店舗を持つBtoC企業や地域密着型のBtoB企業にとって、ユーザーの来店や問い合わせを促進する最も重要な顧客接点の役割を担っています。「地域名+業種」で検索するユーザーは、すでに特定のサービスや店舗を利用する意欲が高く、具体的な行動を起こす直前の状態にあります。

そのため、検索結果の目立つ位置に正確で魅力的なビジネス情報が表示されることは、集客に直結します。また、ユーザーは店舗選びの際にクチコミや写真を重視する傾向があります。Googleビジネスプロフィールを適切に管理し、最新の情報やユーザーからの評価を蓄積することは、競合他社との差別化を図るうえで不可欠な施策です。

さらに詳しい活用方法やガイドラインについては、Google ビジネス プロフィールのスタートガイドを参照して最新の仕様を確認することが推奨されます。

Googleビジネスプロフィールでできること

Googleビジネスプロフィールでできること

Googleビジネスプロフィールでは、店舗や企業の基本情報の掲載から、ユーザーとのコミュニケーション、集客効果の分析まで、ローカルビジネスに必要な集客施策を一元的に実行できます。単なる電話帳のような情報掲載にとどまらず、能動的な情報発信やデータ分析を通じて、来店意欲の高い見込み客へ効果的にアプローチすることが可能です。

ビジネス情報の掲載と管理

Google検索やGoogleマップ上に、店舗名、住所、営業時間、電話番号といったビジネスの基本情報を掲載し、常に正確な状態に管理することができます。ユーザーは検索結果から直接店舗の場所や営業状況を確認するため、正確な情報提供が来店を促す第一歩となるからです。

具体的には、以下のような情報を登録・編集できます。祝日の営業時間や臨時休業なども柔軟に設定できるため、ユーザーの混乱を防ぎ、信頼感を高めることにつながります。

項目 設定できる内容の例
基本情報 ビジネス名、カテゴリ、住所、電話番号、ウェブサイトのURL
営業時間 通常の営業時間、特別営業時間(祝日やイベント時など)
提供サービス メニュー、商品カタログ、テイクアウトやデリバリーの有無
属性情報 Wi-Fiの有無、バリアフリー対応、支払い方法

投稿・写真・クチコミによる発信

最新情報の投稿や写真の追加、ユーザーからのクチコミへの返信を通じて、店舗の魅力や最新の状況を視覚的かつ双方向的に発信できます。定期的な情報発信と誠実なコミュニケーションは、ユーザーの安心感を醸成し、競合他社との差別化を図る強力な武器となるからです。

これらの機能は、大きく3つの用途に分けられます。

  • 投稿機能:キャンペーン情報、新商品の案内、イベントの告知などを、テキストと画像でタイムラインのように発信できます。
  • 写真・動画の追加:外観、内観、商品、スタッフなどの視覚的な情報を追加し、来店時のイメージを具体的に伝えます。
  • クチコミ管理:顧客から寄せられたクチコミを確認し、返信することができます。良い評価への感謝だけでなく、厳しい意見に対する真摯な対応も、他のユーザーに好印象を与えます。

クチコミへの返信方法やガイドラインについては、ユーザーからのクチコミを管理するを確認し、適切な運用を心がけることが重要です。

パフォーマンスデータの確認

ユーザーがどのようにビジネスプロフィールを見つけ、その後どのような行動をとったかを示すインサイトデータを詳細に分析できます。データに基づく客観的な分析を行うことで、情報発信の改善点や新たな集客のヒントを発見できるからです。

確認できる主な指標は下表のとおりです。

指標の種類 わかること・活用方法
検索クエリ ユーザーがどのようなキーワードで検索してプロフィールにたどり着いたかがわかります。需要の高いキーワードを把握し、投稿やビジネス情報に反映させます。
表示回数 Google検索やGoogleマップでプロフィールが表示された回数を確認できます。時期ごとの需要の変動や、施策の効果測定に役立ちます。
ユーザーの行動 ウェブサイトへのアクセス、ルート検索、電話の発信など、プロフィールを見た後の具体的なアクション数を把握できます。

これらのパフォーマンスデータは、店舗集客における重要な指標となります。各指標の詳細な定義については、ビジネス プロフィールのパフォーマンスとインサイトを確認するをご参照ください。

登録から運用までの全体像

登録から運用までの全体像

Googleビジネスプロフィールを活用して集客効果を高めるには、正確な手順でアカウントを登録し、運用体制を構築して継続的に情報を更新していく必要があります。単に登録して終わりではなく、最新のビジネス情報を保ちながらユーザーとのコミュニケーションを図ることが、ローカル検索での評価向上につながります。

登録とオーナー確認

Googleビジネスプロフィールの利用を開始するには、まずビジネス情報を登録し、Googleに対してオーナー確認を完了させる必要があります。オーナー確認を済ませることで、ビジネス情報の正式な管理者として認められ、情報編集やクチコミへの返信といったすべての機能が利用可能になるためです。

登録からオーナー確認までの基本的な流れは、下表のとおりです。

ステップ 作業内容 詳細とポイント
ステップ1 Googleアカウントの準備 ビジネス専用のGoogleアカウントを作成するか、既存のアカウントにログインします。
ステップ2 ビジネス情報の入力 ビジネス名、ビジネスカテゴリ、店舗の住所(またはサービス提供地域)、連絡先などを正確に入力します。
ステップ3 オーナー確認の実施 電話、テキストメッセージ、メール、録画ビデオなどの方法で、ビジネスの正当な管理者であることを証明します。

オーナー確認の方法はビジネスの種類や状況によって異なり、Googleのシステムによって自動的に提示されます。詳細な手順や選択可能な確認方法については、Google でビジネスのオーナー確認を行うを参照してください。

情報の充実と継続的な更新

オーナー確認が完了した後は、ビジネスの基本情報を詳細に入力し、その後も定期的に最新情報を発信し続けることが重要です。常に最新かつ正確な情報が提供されているビジネスは、ユーザーからの信頼を獲得しやすく、検索結果においても高く評価される傾向があるためです。

運用フェーズにおいて継続的に取り組むべき主な施策は、以下の4点です。

  • 基本情報の充実:営業時間、定休日、提供している商品やサービス、属性(支払い方法やバリアフリー対応など)を詳細に登録します。祝日や年末年始などの特別営業時間も忘れずに設定します。
  • 写真や動画の追加:店舗の外観や内観、商品、スタッフなどの魅力的な視覚情報を定期的にアップロードします。
  • 最新情報の発信:投稿機能を活用して、キャンペーン情報、新商品の案内、イベントの告知などをリアルタイムで発信します。
  • クチコミの管理:ユーザーから寄せられたクチコミに対して、感謝の意や誠実な対応を示す返信を継続的に行います。

とくに、BtoCの店舗ビジネスだけでなく、BtoBの企業であっても、休業日の案内や自社の取り組みを発信することで、取引先や見込み顧客に対して安心感を与えることができます。一度情報を入力して満足するのではなく、定期的な見直しと更新を運用フローに組み込むことが成功の鍵となります。

活用するメリット

活用するメリット

Googleビジネスプロフィールを活用する最大のメリットは、コストをかけずに見込み客の認知を獲得し、実際の来店や問い合わせへ直結させられる点です。検索エンジンシェアの大部分を占めるGoogleの検索結果やGoogleマップ上で自社のアピールができるため、地域密着型のビジネスにおいては欠かせない集客ツールとなっています。ここでは、なぜ売上や集客に貢献するのか、そして有料広告と比べてどのような優位性があるのかを詳しく解説します。

来店や問い合わせにつながる理由

ユーザーが「地域名+業種」で検索した際、検索結果の目立つ位置に店舗情報が表示されるため、来店や問い合わせにつながりやすくなります。これは、検索するユーザーがすでに「今すぐ行きたい」「サービスを利用したい」という強い意図を持っているためです。

たとえば、「新宿 カフェ」や「近くの歯医者」と検索するユーザーは、具体的な訪問先を探しています。このとき、Google検索やGoogleマップの検索結果には、関連性の高いビジネス情報が優先的に表示されます。ユーザーは表示された店舗の営業時間、現在地からの距離、メニュー、そしてクチコミの評価をその場で比較検討できるため、情報が充実していて信頼できる店舗であれば、そのまま電話予約や経路案内の利用といった具体的な行動を起こす確率が高まります。

また、Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒントにも記載されているとおり、詳細で正確な情報を入力し、クチコミの管理や写真の追加を行うことで、検索結果でのアピール力はさらに向上します。BtoC(企業対消費者間取引)の店舗ビジネスはもちろん、地域に根ざしたBtoB(企業間取引)のサービス業においても、見込み客との接点を増やす強力な導線となります。

無料でできる範囲と広告との違い

Googleビジネスプロフィールは、情報の掲載からクチコミ返信まで基本的な集客機能がすべて無料で利用できる点が、費用が発生するWeb広告との決定的な違いです。広告費をかけずに自社の公式情報を発信し、ユーザーとのコミュニケーションを図ることができます。

Web集客の手段としてよく比較されるリスティング広告(検索連動型広告)などの有料施策は、費用を支払うことで即効性のある露出が期待できますが、予算が尽きれば表示されなくなります。一方、Googleビジネスプロフィールは、継続的に情報を更新しアカウントを育てることで、長期的な集客資産となります。両者の具体的な違いは下表のとおりです。

比較項目 Googleビジネスプロフィール Web広告(リスティング広告など)
利用料金 無料 有料(クリック課金や表示回数に応じた課金)
表示される場所 Google検索のローカルパック(地図付きの検索結果)やGoogleマップ上 検索結果の上部や下部、提携サイトの広告枠
即効性 情報の充実やクチコミが集まるまでに一定の時間がかかる 広告出稿後、審査に通ればすぐに表示される
主な活用目的 中長期的な信頼構築と、地域検索経由の自然な集客 短期的なキャンペーン告知や、即時的なアクセス増加

このように、無料でありながら検索ユーザーの行動に直接アプローチできる点が、Googleビジネスプロフィール最大の魅力です。もちろん、短期間で認知を広げたい場合はWeb広告との併用も有効ですが、まずは無料でできるGoogleビジネスプロフィールの情報を網羅し、基盤となる集客体制を整えることが重要です。

運用で注意すべきリスク

運用で注意すべきリスク

Googleビジネスプロフィールの運用においては、第三者による情報の書き換えや、ガイドライン違反によるアカウント停止といったリスクに注意する必要があります。Googleはユーザー参加型のプラットフォームであり、同時に情報の正確性を保つための厳格なルールを設けているためです。これらのリスクを正しく理解し、定期的な管理とルールに則った運用を行うことで、店舗の信頼性低下や集客への悪影響を未然に防ぐことができます。

第三者による情報の編集

店舗のオーナー権限を取得していても、Googleビジネスプロフィールの情報は第三者によって勝手に編集される可能性があります。Googleマップは、一般ユーザーからの情報提供(情報の修正提案)を広く受け付けており、Google側の審査を経て承認されると自動的に店舗情報が更新される仕組みになっているためです。

悪意のあるユーザーや勘違いをしたユーザーによって、営業時間や定休日、さらには店舗名や電話番号が誤った情報に書き換えられるケースが実際に発生しています。誤った情報が掲載されたままになると、来店した顧客に迷惑をかけ、クレームや機会損失に直結します。このような意図しない情報の書き換えを防ぐためには、定期的に管理画面を確認し、常に正しい情報を維持することが不可欠です。

第三者によって編集されやすい主な項目と、オーナーが取るべき対策は下表のとおりです。

編集されやすい項目 発生しうるリスク オーナーが取るべき対策
営業時間・定休日 営業しているのに「閉業」と表示され、来店機会を失う 祝日や年末年始などの特別営業時間を事前に設定しておく
ビジネス名(店舗名) 別の店舗名に変更され、顧客が検索しても見つけられなくなる 実際の看板や公式サイトと同じ正確な名称を維持する
電話番号・ウェブサイト 関係のない番号やサイトに書き換えられ、問い合わせを取りこぼす 定期的にプロフィールを確認し、変更通知を見逃さないようにする

ガイドライン違反による停止

Googleが定める運用ルールに違反すると、ビジネスプロフィールが停止され、検索結果やGoogleマップ上に表示されなくなるリスクがあります。Googleはユーザーに信頼できる安全な情報を提供するため、虚偽の情報登録やスパム行為を厳しく取り締まっているためです。

アカウントが停止されると、これまで集めたクチコミや写真などのデータがユーザーから見えなくなり、集客に甚大な悪影響を及ぼします。特に、検索順位を上げようとしてビジネス名に検索キーワードを不自然に詰め込む行為は、よくある違反例の一つです。アカウントの停止処分を避けるためには、Googleの公式ポリシーを遵守し、ユーザーにとって有益で正確な情報発信に努めることが重要です。

運用時に注意すべき主なガイドライン違反の例は以下のとおりです。

  • ビジネス名に不要なキーワードや地域名を含める(例:「新宿 居酒屋 〇〇」)
  • 実体のない架空の店舗や、まだ開業していない店舗を登録する
  • 私書箱やバーチャルオフィスなど、顧客と直接対面しない場所を所在地として登録する
  • クチコミの対価として割引や特典を提供する(クチコミの買収行為)

ガイドラインの詳細や最新のポリシーについては、Google に掲載するビジネス情報のガイドラインを必ず確認し、ルールを逸脱しない運用を心がけてください。

検索結果での評価を高める考え方

検索結果での評価を高める考え方

検索結果での評価を高めるには、Googleが公式に掲げている評価基準を理解し、自社のビジネス形態に合わせた適切な運用を行うことが重要です。アルゴリズムの仕組みを把握したうえで、ユーザーの検索意図を満たす情報を継続的に発信することが、ローカル検索における表示順位の改善につながります。

関連性・距離・知名度の3要素

ローカル検索結果の掲載順位は、主に「関連性」「距離」「知名度」の3つの要素を組み合わせて決定されます。これはGoogleが公式に明言している基準であり、どれか一つだけを最適化するのではなく、総合的な評価を高める施策が求められます。

それぞれの要素がどのように評価されるのかは、下表のとおりです。

評価要素 概要と評価を高めるためのポイント
関連性 ユーザーが検索したキーワードと、ビジネスプロフィールの情報が合致している度合いを指します。提供している商品やサービス、カテゴリなどの詳細なビジネス情報を正確かつ網羅的に入力することで高まります。
距離 検索キーワードで指定された場所、または検索しているユーザーの現在地から、ビジネスの所在地までの距離を指します。物理的な距離であるため直接的なコントロールは難しいものの、正確な住所情報の登録が必須です。
知名度 ビジネスがオフラインおよびオンラインでどれだけ広く知られているかを指します。ウェブ上の記事やディレクトリサイトでの言及(サイテーション)、クチコミの数とスコア、自然検索でのSEO(検索エンジン最適化)の順位などが影響します。

検索アルゴリズムはこれら3つの要素を総合的に判断するため、検索ユーザーから距離が遠い店舗であっても、検索キーワードとの関連性が非常に高く、地域での知名度も十分にある場合は、近隣の店舗よりも上位に表示される可能性があります。これらの要素をバランスよく高めるために、ビジネス情報の正確な入力と、ユーザーからの好意的なクチコミを集める取り組みが不可欠です。詳細な仕組みについては、Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒントをご確認ください。

拠点形態別の使い分け

検索結果での評価を最大化するには、実店舗の有無やサービス提供の形態に合わせて、プロフィールの設定や運用方法を使い分ける必要があります。拠点形態によって、Googleビジネスプロフィール上でアピールすべきポイントや、ガイドラインで定められている設定項目が異なるためです。

主な拠点形態と、それぞれの推奨される設定方針は下表のとおりです。

拠点形態 特徴 設定と運用のポイント
実店舗型 飲食店や小売店など、顧客が直接来店してサービスを受ける形態です。 正確な住所と営業時間の登録が最重要です。外観や内観、商品の写真を充実させ、来店前の不安を払拭する情報提供を行います。
非店舗型ビジネス 配管工や出張清掃業など、顧客の所在地へ出向いてサービスを提供する形態です。 ガイドラインに基づき、店舗の住所は非表示に設定します。代わりに「サービス提供地域」を正確に指定し、対応可能なエリアを明確にします。
ハイブリッド型 実店舗での販売と、顧客への配達や出張サービスの両方を行っている形態です。 店舗の住所を表示したうえで、サービス提供地域も併せて設定します。来店客と出張サービスの顧客双方に向けた情報発信が必要です。

実店舗を持たない企業が誤って住所を公開してしまうと、ガイドライン違反としてアカウントが停止されるリスクがあります。自社の事業形態に適した設定を行うことで、ペナルティを防ぎつつ、ターゲットとなる地域のユーザーに対して適切に情報を露出させることが可能になります

まとめ:Googleビジネスプロフィールを整えて集客につなげよう

Googleビジネスプロフィールを適切に管理・運用することは、ローカル検索(地域名を含んだ検索)からの集客を最大化するために不可欠です。正確な情報を継続的に発信し、ユーザーからの信頼を獲得することが、来店や問い合わせの増加に直結するからです。

ここでは、運用を成功させるための重要なポイントを整理します。

運用の成功を左右する3つの重要ポイント

運用の成功には、「情報の正確性」「継続的な発信」「クチコミ管理」の3点が重要です。これらを徹底することで、検索結果での評価が高まり、見込み客(商品やサービスを購入する可能性のあるユーザー)の獲得につながるからです。

具体的には、下表のとおりの施策を継続的に実施することが求められます。

重要ポイント 具体的な施策内容 期待できる効果
情報の正確性維持 営業時間、定休日、提供サービスなどの基本情報を常に最新の状態に保つ ユーザーの利便性向上、機会損失の防止
継続的な情報発信 最新情報、キャンペーン、商品の写真などを定期的に投稿する ビジネスの活気のアピール、ユーザーの関心喚起
クチコミへの対応 好意的な意見にも批判的な意見にも、誠実かつ迅速に返信する 顧客満足度の向上、新規ユーザーからの信頼獲得

継続的な改善で地域での存在感を高める

Googleビジネスプロフィールは、一度登録して終わりではなく、パフォーマンスデータ(ユーザーの検索語句や閲覧数などの分析データ)を活用した継続的な改善が必要です。データに基づいた運用を行うことで、より効果的な集客施策を展開できるからです。

定期的にユーザーの反応を確認し、どのような投稿や写真が関心を集めているかを分析しましょう。運用体制を整え、PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善の循環)を回し続けることが、集客を成功させる最大の鍵となります。

なお、Googleが提供するガイドラインを遵守することは大前提です。詳細なポリシーについては、Google に掲載するビジネス情報のガイドラインを確認し、適切な運用を心がけてください。

Googleビジネスプロフィールの効果は、登録した瞬間ではなく、情報の更新とクチコミ対応をどれだけ続けられるかで決まります。とはいえ、日々の営業のかたわらで、写真の差し替えも新着の投稿もクチコミへの返信も続けるのは簡単ではありません。
リードプラスは、店舗情報の整備から、クチコミへの返信や新着投稿を毎月続ける運用まで、まとめてご支援しています。手が回らない部分だけでもお任せいただけます。

リードプラスへのご相談はこちら

よくある質問(FAQ)

Googleビジネスプロフィールの運用や登録に関して、よく寄せられる疑問とその回答をまとめました。

Q1. 利用に費用はかかりますか?

Googleビジネスプロフィールは、情報の登録から運用までのすべての基本機能を完全無料で利用できます。Googleがローカルビジネスとユーザーをつなぐためのプラットフォームとして、無料で提供しているツールだからです。

具体的には、店舗情報の掲載、写真の追加、クチコミへの返信、パフォーマンスデータの確認など、日常的な運用にかかる費用は一切ありません。ただし、より多くのユーザーに露出を増やすためにGoogle広告を利用する場合のみ、別途広告費が発生します。無料の基本機能と有料の広告機能の違いは下表のとおりです。

項目 Googleビジネスプロフィール(無料) Google広告(有料)
主な目的 検索結果やマップでの自然な認知拡大 検索結果の上部や特定枠への優先的な露出
費用発生のタイミング なし(完全無料) ユーザーが広告をクリックしたときなど
即効性 中〜長期的な運用が必要 広告出稿後すぐに露出が可能

Q2. 店舗がない企業でも登録できますか?

実店舗を持たない企業であっても、顧客と直接対面してサービスを提供するビジネスであれば登録可能です。Googleのガイドラインにおいて、特定のサービス提供地域に出向いて事業を行う非店舗型ビジネスの登録が認められているためです。

たとえば、配管工事、ハウスクリーニング、出張マッサージなどの出張型サービスを提供するBtoC企業や、顧客のオフィスを訪問してコンサルティングを行うBtoB企業などが該当します。店舗を持たないビジネスが登録する際の主な設定手順は以下のとおりです。

  • ビジネスの所在地(住所)を登録する際、「店舗やオフィスに顧客を受け入れていますか?」という質問に「いいえ」と回答する
  • 実際にサービスを提供している地域(市区町村や郵便番号など)を「サービス提供地域」として設定する
  • 一般公開されるプロフィール上では住所が非表示となり、サービス提供地域のみが表示される

詳細な登録要件については、Google に掲載するビジネス情報のガイドラインをご確認ください。

Q3. Googleマイビジネスとの違いは何ですか?

GoogleビジネスプロフィールとGoogleマイビジネスは名称が異なるだけで、基本的な機能や提供されるサービスに違いはありません。2021年11月に、Googleがサービスの名称をGoogleマイビジネスからGoogleビジネスプロフィールへ変更したためです。

名称変更に伴い、ビジネス情報の管理方法がより簡略化されました。以前は専用の管理画面や専用アプリにログインして情報を更新するのが一般的でしたが、現在はGoogle検索やGoogleマップのアプリ上から直接ビジネス情報を編集できるようになっています。具体的な変更点は以下のとおりです。

  • サービス名称の変更(GoogleマイビジネスからGoogleビジネスプロフィールへ)
  • Googleマイビジネス専用のスマートフォンアプリの提供終了
  • Google検索結果およびGoogleマップ上での直接編集機能の強化

過去にGoogleマイビジネスで登録した情報はそのまま引き継がれているため、新たに登録し直す必要はありません。