SEOの内部対策とは?やるべき施策をチェックリストで解説

「良質な記事を書いているのに検索順位が上がらない」と悩んでいませんか。その原因は、検索エンジンにページの内容が正しく伝わっていないからかもしれません。

この記事で分かること

  • 内部対策が検索順位向上に果たす役割
  • クロールとインデックスを改善する具体策
  • ページ単位で設定すべきタグの最適化方法

SEOの内部対策とは、サイト構造やHTMLタグを最適化し、検索エンジンからの評価を高める施策です。本記事では、XMLサイトマップの送信やtitleタグの設定など、必須となる対策をチェックリスト形式で解説します。正しい設定でインデックスを適正化し、検索流入の増加に繋げましょう。

内部対策が担う役割

内部対策が担う役割

SEOの内部対策が担う役割は、検索エンジンに対してWebサイトの存在と内容を正確に伝え、適切な評価を受けられる技術的な基盤を構築することです。どれほどユーザーにとって有益なコンテンツを作成しても、検索エンジンのシステムがページを発見し、内容を理解できなければ、検索結果に表示されることはありません。

検索エンジンがWebページを評価して検索結果に表示するまでには、「クロール(発見)」「インデックス(登録)」「ランキング(評価)」という3つのプロセスが存在します。内部対策は、この一連のプロセスを阻害する要因を取り除き、検索エンジンとのコミュニケーションを円滑にするために行われます。内部対策が担う具体的な役割は、下表のとおりです。

内部対策の役割 目的 対応するプロセス
クローラビリティの向上 サイト内のページを漏れなく、効率的に発見させる クロール(発見)
インデックスの適正化 評価されるべきページのみをデータベースに登録させる インデックス(登録)
ページ内容の正確な伝達 ページが持つテーマや重要な情報を正しく理解させる ランキング(評価)

クローラビリティの向上

クローラビリティの向上とは、検索エンジンの巡回プログラムであるクローラーが、Webサイト内の各ページを効率的に発見し、情報を収集しやすい状態にすることです。クローラーは、Web上のリンクを辿って新しいページや更新されたページを見つけ出します。

サイトの階層構造が複雑すぎたり、内部リンクが適切に繋がっていなかったりすると、クローラーが重要なページに到達できず、情報を収集できないまま離脱してしまいます。その結果、せっかく公開したページが検索結果に表示される機会を失います。これを防ぐため、ディレクトリ構造を整理し、XMLサイトマップを送信するなどして、クローラーの巡回経路を最適化することが求められます。

インデックスの適正化

インデックスの適正化とは、クローラーが収集したページ情報を、検索エンジンのデータベースへ適切に登録(インデックス)させるよう制御することです。Webサイト内に存在するすべてのページをインデックスさせれば良いというわけではありません。

内容が重複しているページや、ユーザーにとって価値が低いと判断されるページが大量にインデックスされると、Webサイト全体の評価が低下する原因となります。そのため、canonicalタグを用いて評価を集約するURLを正規化したり、noindexタグを用いて不要なページを検索結果から除外したりすることで、検索エンジンに評価されるべき高品質なページのみをインデックスさせることが重要です。

ページ内容の正確な伝達

ページ内容の正確な伝達とは、検索エンジンに対して各ページがどのようなテーマや情報を持っているかを、HTMLタグを用いて明確に理解させることです。検索エンジンは人間のようにWebページを視覚的に捉えているわけではなく、Google検索の仕組みの解説にもあるとおり、テキストデータやHTML要素を解析してページの意味を把握します。

画像や動画などの非テキストコンテンツや、複雑なレイアウトの意図は、そのままでは検索エンジンに伝わりません。titleタグでページ全体の主題を示し、見出しタグで文章の階層構造を整理し、画像のalt属性で画像の内容をテキストで説明するなど、検索エンジンが文脈を正確に読み取れるように翻訳して伝えることが、適切なランキング評価を獲得するための必須条件となります。

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クロールを促すサイト構造の最適化

クロールを促すサイト構造の最適化

サイト構造の最適化とは、検索エンジンのクローラー(Web上の情報を収集するプログラム)がサイト内のページを効率的に巡回できるように経路を整えることです。クローラーが新しいページや更新されたページを素早く発見しやすくなり、検索結果への反映が早まるためです。具体的には、ディレクトリの階層を整理し、XMLサイトマップでページの存在を伝え、内部リンクでページ同士を適切に繋ぐ施策を行います。

ディレクトリ構造の整理

ディレクトリ構造は、テーマごとに階層を分けてシンプルに整理します。関連するコンテンツがまとまっていると、クローラーがサイトの専門性や構造を理解しやすくなるためです。ユーザーにとっても、現在どのカテゴリの情報を閲覧しているかが明確になります。

理想的なディレクトリ構造は、トップページから2〜3回のクリックで目的のページに到達できる浅い階層です。階層が深すぎると、クローラーが到達するまでに時間がかかり、インデックス(検索エンジンのデータベースに登録されること)が遅れる原因となります。

下表のとおり、テーマごとにフォルダを分けてURLを構築します。

階層 URLの例 役割
第1階層 example.com/ トップページ
第2階層 example.com/category/ カテゴリトップ(大テーマ)
第3階層 example.com/category/article/ 個別記事(詳細内容)

XMLサイトマップの送信

XMLサイトマップを送信することで、クローラーにサイト内の全ページや更新情報を正確に伝達できます。サイトマップは検索エンジン向けの目次のような役割を果たし、通常ではクローラーがたどり着きにくいページも発見されやすくなるためです。

特に、ページ数が多いサイトや、立ち上げたばかりで外部からのリンクが少ないサイトにおいては重要な施策です。Google検索セントラルのSEOスターターガイドでも、サイトマップの送信が、Googleにページを見つけてもらう方法の1つとして紹介されています。

XMLサイトマップに含めるべき情報は以下のとおりです。

  • インデックスさせたいページのURL
  • ページの最終更新日
  • 更新頻度(省略可能)

送信は、Google Search Console(サイトの検索トラフィックや掲載順位を監視するツール)を通じて行います。一度送信を設定すれば、CMS(コンテンツ管理システム)の機能などを利用して自動で更新・通知される仕組みを構築することが一般的です。

内部リンクとパンくずリスト

関連するページ同士を内部リンクで繋ぎ、パンくずリストを設置することで、クローラーの巡回効率とユーザーの利便性が向上します。クローラーはリンクを辿ってページを移動するため、孤立したページを作らず、適切な導線を設けることが不可欠だからです。

内部リンクを設置する際は、アンカーテキスト(リンクが設定された文字列)にリンク先のページ内容を示す具体的なキーワードを含めます。これにより、クローラーとユーザーの双方が遷移先の内容を事前に把握できます。

パンくずリストとは、ユーザーが現在サイト内のどの位置にいるかを階層順に示したリンクのリストです。ページ上部に「トップ > カテゴリ > 記事タイトル」のように表示されます。パンくずリストを設置するメリットは以下のとおりです。

  • クローラーがサイトの階層構造を正確に把握できる
  • 上位階層のページに内部リンクが集まり、カテゴリの重要性が検索エンジンに伝わる
  • ユーザーが迷わずに上位のカテゴリへ戻ることができる

これらの施策により、サイト全体のクローラビリティ(クローラーの巡回しやすさ)が高まり、適切な評価を受けやすい基盤が整います。

インデックスを適正化する設定

インデックスを適正化する設定

インデックスの適正化とは、検索エンジンに評価させたいページだけを確実にデータベースへ登録させるための設定です。クローラーが巡回したページがすべて検索結果に表示されるわけではないため、サイト管理者がHTMLタグや設定ファイルを用いて意図的に制御する必要があります。

サイト内に低品質なページや重複する内容が多く存在すると、サイト全体の評価が下がる原因となります。そのため、次に解説するタグや設定を適切に使い分け、検索エンジンに対してサイトの構造と重要なページを正確に伝えることが求められます。

canonicalタグによる正規化

canonicalタグは、URLが異なるものの内容が同一、または非常に似ているページが存在する場合に、検索エンジンからの評価を1つのURLに統合するためのHTMLタグです。評価の分散を防ぎ、本来検索結果に表示させたいページを検索エンジンに正しく認識させる役割を持ちます。

ECサイトの商品一覧ページにおける絞り込み機能のパラメータや、広告計測用のパラメータが付与されたURLなどは、システム上自動的に生成されます。これらを放置すると、検索エンジンはそれぞれを別のページとして扱い、評価が分散してしまいます。評価を統合したい正規のURLをcanonicalタグで指定することで、この問題を解決できます。

下表のとおり、正規化が必要となる主な条件と具体例を整理しました。

正規化が必要な条件 URLの具体例
パラメータの有無 example.com/page
example.com/page?color=red
wwwの有無 example.com/
www.example.com/
末尾のindex.htmlの有無 example.com/
example.com/index.html
PCとスマートフォンでURLが異なる example.com/
sp.example.com/

noindexとrobots.txtの使い分け

noindexとrobots.txtは、どちらも検索エンジンの動作を制御する仕組みですが、noindexは「インデックスの拒否」、robots.txtは「クロールの拒否」という明確な役割の違いがあります。目的に応じてこれらを使い分けることで、クロールリソースの浪費を防ぎ、サイトの評価を保つことができます。

noindexは、HTMLのheadタグ内に記述し、検索結果に表示させたくないページを指定します。一方、robots.txtはサーバーのルートディレクトリに配置するテキストファイルで、特定のディレクトリやページへのクローラーのアクセス自体を制限します。下表のとおり、それぞれの特性を比較しました。

項目 noindex robots.txt
主な目的 検索結果からの除外(インデックス拒否) クローラーのアクセス制限(クロール拒否)
設定場所 HTMLのheadタグ内(metaタグ) サーバーのルートディレクトリ(テキストファイル)
対象となるページ例 内容が薄いページ、エラーページ、サンクスページ 管理画面、サイト内検索結果ページ、会員専用ページ
クローラーの巡回 巡回する(ページの内容は読み取られる) 巡回しない(ブロックされる)

なお、robots.txtでクロールをブロックしているページにnoindexを記述しても、クローラーがそのページを読み取れないためnoindexの指示は無視されます。インデックスから確実に除外したい場合は、robots.txtでブロックせずにnoindexのみを設定してください。

重複コンテンツの解消

重複コンテンツの解消は、サイト内に存在する同一または類似のページを統合あるいは削除し、検索エンジンからの評価低下リスクを回避するための施策です。検索エンジンは多様な検索結果を提供することを重視しているため、同じ内容のページが複数存在すると、どのページを表示すべきか判断できず、対象ページの順位が下落する原因になります。

サイトの運用期間が長くなるにつれて、過去のキャンペーンページや似たようなテーマのコラム記事などが蓄積し、意図せず重複コンテンツが発生しやすくなります。重複コンテンツを解消するには、以下の手順で対応を進めます。

  • Google Search Consoleなどを利用して、サイト内の類似ページを特定する
  • 残すべき重要なページ(正規ページ)を1つ決定する
  • 不要なページから正規ページへ301リダイレクトを設定し、自動的に転送させる
  • リダイレクトが難しい場合は、前述のcanonicalタグを用いて正規ページを指定する
  • 内容が古く価値がないと判断できるページは、削除して404ステータスコードを返すようにする

これらの対応により、検索エンジンがサイト内の重要なページを迷わずインデックスできるようになり、適正な評価につながります。

ページ単位で行うタグの最適化

ページ単位で行うタグの最適化

ページ単位で行うタグの最適化は、検索エンジンにコンテンツの内容を正確に伝え、検索結果でのクリック率を高めるために不可欠な施策です。クローラーはHTMLのソースコードを読み取ってページの内容を評価するため、適切なタグ付けが行われていないと、良質なコンテンツであっても正しく評価されません。各ページに設定する主要なタグの役割と記述ルールを正しく理解し、サイト全体で統一した基準を設けて実装することが重要です。

titleタグの設定

titleタグは、検索結果のリンクとして表示されるため、ユーザーのクリック意欲と検索エンジンのテーマ理解の両方に直結する最も重要なタグです。検索エンジンはtitleタグのテキストをページ主題の把握に強く利用しており、ユーザーも検索結果に表示されたタイトルを見て訪問するかどうかを判断します。そのため、対策したいキーワードを含めつつ、ページの内容を正確かつ魅力的に伝える記述が求められます。

具体的な設定条件や注意点は下表のとおりです。

設定項目 詳細・具体例
文字数の目安 パソコンとスマートフォンの両方で省略されずに表示されるよう、30文字前後に収めます。
キーワードの配置 重要なキーワードほど、タイトルの左側(先頭に近い位置)に配置します。
ページ固有の設定 サイト内のすべてのページで、それぞれ異なる固有のタイトルを設定します。重複は避けます。
社名・サイト名の付与 タイトルの末尾に「 - サイト名」や「 | 会社名」などを付け、ブランドを明示します。

見出しタグの階層構造

見出しタグ(h1〜h6)は、ページの論理的な構造を検索エンジンに正しく認識させるためのタグです。クローラーは見出しタグの階層をたどることで、どの部分が大テーマで、どの部分がその詳細説明であるかという文書の構造を理解します。見た目の文字を大きくするなどのデザイン目的で使用するのではなく、コンテンツの骨組みを示すためにルールに沿って使用する必要があります。

見出しタグを使用する際の基本ルールは下表のとおりです。

見出しレベル 役割と使用ルール
h1 ページの主題を表す大見出しです。原則として1ページにつき1回のみ使用し、titleタグと関連性の高い内容にします。
h2 章を区切るための中見出しです。h1の次に使用し、コンテンツの主要なトピックを示します。
h3 h2で示したトピックをさらに細分化する小見出しです。必ずh2の配下で使用します。
h4〜h6 必要に応じてh3以下の階層をさらに細分化する際に使用します。順番を飛ばして(h2の次にh4など)使用してはいけません。

見出しの階層構造を正しく保つことで、ユーザーにとっても目次が把握しやすくなり、ページ全体の読みやすさが向上します。

画像のalt属性

画像のalt属性(代替テキスト)は、画像の内容をテキスト化して検索エンジンに伝える役割を持ちます。検索エンジンのクローラーは画像を視覚的に理解できないため、alt属性に記述されたテキストを読み取ることで画像の意味や文脈を把握します。また、何らかの理由で画像が表示されない場合に代わりに表示されるテキストとなり、スクリーンリーダーなどの音声読み上げソフトを利用するユーザーにとっても重要な情報源となります。

alt属性を記述する際のポイントは以下のとおりです。

  • 画像が伝えている内容を、具体的かつ簡潔なテキストで説明する
  • 不自然にキーワードを詰め込まない
  • 意味を持たない装飾目的の画像(背景の模様や単なる線など)の場合は、alt属性を空(alt="")にする
  • 画像がリンクとして機能している場合は、リンク先のページ内容を説明するテキストを記述する

とくに商品画像やグラフ、図解など、コンテンツの理解に直結する重要な画像には、漏れなく適切なalt属性を設定することが求められます。

ユーザー体験に関わる技術対策

ユーザー体験に関わる技術対策

ユーザー体験に関わる技術対策とは、Webサイトの表示速度や操作性、検索エンジンへの意味伝達を最適化し、訪問者と検索エンジンの双方にとって使いやすいサイトを構築する施策です。検索順位の決定において、ページの内容だけでなく、ユーザーが快適に閲覧できるかどうかが重要な評価基準となっています。

特に近年は、コンテンツの質が同等であれば、ページの読み込みが速く、スマートフォンで閲覧しやすいサイトが優先して評価される傾向にあります。本章では、ユーザー体験を向上させ、検索エンジンからの評価を高めるための具体的な技術対策を解説します。

Core Web Vitalsの改善

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)の改善とは、ページの読み込み速度、インタラクティブ性、視覚的安定性の3つの指標を最適化する施策です。Googleはこれらの指標を検索ランキングの要因として組み込んでおり、基準を満たすことでユーザーの離脱を防ぎ、SEOの評価を高めることができます。

各指標が測定する要素と、良好とされる基準値は下表のとおりです。

指標名 測定内容 良好な基準値 主な改善策
LCP(Largest Contentful Paint) メインコンテンツの読み込み速度 2.5秒以下 画像の圧縮、サーバー応答時間の短縮、不要なJavaScriptの削除
INP(Interaction to Next Paint) ユーザー操作に対する応答性 200ミリ秒以下 メインスレッドの処理の最小化、複雑なスクリプトの遅延読み込み
CLS(Cumulative Layout Shift) 視覚的なレイアウトの安定性 0.1以下 画像や広告のサイズ指定(widthとheight属性の付与)、Webフォントの最適化

2024年3月より、応答性を測る指標として従来のFIDに代わりINPが導入されました。これらの指標の状況は、Google Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」レポートや、PageSpeed Insightsを利用して確認できます。改善に取り組む際は、Google検索セントラルのCore Web Vitalsに関するドキュメントを参照し、評価の低いページから優先的に対処してください。

モバイルフレンドリー対応

モバイルフレンドリー対応とは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でWebサイトを快適に閲覧できるように最適化する施策です。現在、Googleはモバイル版のコンテンツを基準にインデックスと評価を行うモバイルファーストインデックスを採用しているため、モバイル端末での閲覧に支障があるサイトは検索順位が低下するリスクがあります。

モバイルフレンドリーなサイトを構築するためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • レスポンシブWebデザインを採用し、画面サイズに応じてレイアウトを自動調整する
  • テキストをズームしなくても読みやすいフォントサイズに設定する
  • リンクやボタンなどのタップ要素を、誤操作が起きないよう適切な間隔で配置する
  • モバイル端末で再生できないコンテンツ(一部の動画形式など)を使用しない

BtoBやBtoCといったビジネスモデルを問わず、モバイルからのアクセスは大きな割合を占めます。モバイルファーストインデックスのベストプラクティスに沿って、パソコン版とモバイル版で提供するコンテンツや内部リンクに差異が生じないよう設計することが重要です。

構造化データのマークアップ

構造化データのマークアップとは、ページ内の情報(会社名、イベント、商品レビューなど)が何を意味するのかを、検索エンジンが理解できる形式で記述する施策です。適切にマークアップを行うことで、検索結果に画像やレビューの星印などが表示されるリッチリザルトの対象となり、検索結果画面におけるクリック率の向上が期待できます。

構造化データは、主にJSON-LD(JavaScript Object Notation for Linked Data)という形式を用いてHTML内に記述します。代表的なマークアップの対象には以下のようなものがあります。

  • パンくずリスト:サイト内でのページの位置づけを検索結果に表示する
  • 組織(Organization):会社名・ロゴ・連絡先などの情報を検索エンジンに伝える
  • 商品情報:価格、在庫状況、レビュー評価などを表示する
  • イベント:開催日時や場所の情報を検索結果に強調表示する

構造化データを実装した後は、必ず構造化データの仕組みについてのガイドラインを確認し、リッチリザルトテストツールを用いて構文エラーがないか検証してください。エラーがあると検索エンジンに正しく認識されず、リッチリザルトが表示されない原因となります。

まとめ:内部対策を点検して評価されやすいサイトにしよう

SEOの内部対策は、検索エンジンにサイトの構造や内容を正しく伝え、適切な評価を受けるための基盤づくりです。クローラビリティの向上、インデックスの適正化、ページ単位のタグ最適化、そしてユーザー体験の改善という4つの視点で施策を網羅的に実行することが求められます。

これまでに解説した内部対策の主要な施策を、チェックリストとして下表のとおり整理しました。自社サイトの現状と照らし合わせ、未対応の項目から優先的に改善を進めてください。

対策の分類 具体的な施策 期待できる効果
サイト構造の最適化 ディレクトリ構造の整理、XMLサイトマップの送信、内部リンクの設置 クローラー(検索エンジンの巡回ロボット)の巡回効率が向上し、新規ページや更新内容が迅速に認識される
インデックスの適正化 canonicalタグによる正規化、noindexの活用、重複コンテンツの解消 検索エンジンからの評価の分散を防ぎ、重要なページが正しくデータベースに登録される
タグの最適化 titleタグ・見出しタグの設定、画像へのalt属性の追加 ページごとの主題やコンテンツの詳細が、検索エンジンに正確に伝達される
ユーザー体験の改善 Core Web Vitals(表示速度や視覚的な安定性を示す指標)の改善、モバイルフレンドリー対応、構造化データのマークアップ ページの読み込み速度や操作性が向上し、ユーザーと検索エンジンの双方から高く評価される

定期的なモニタリングと改善の継続

内部対策は一度設定して完了するものではなく、サイトの運用に伴って継続的に点検と修正を行う必要があります。新規ページの追加やサイト改修のタイミングで、意図しないクロールエラーやリンク切れが発生することがあるためです。

Google Search Consoleなどの解析ツールを活用して、インデックスの登録状況やCore Web Vitalsの数値を定期的に確認してください。エラーが検出された場合は、該当ページのタグ設定や内部リンクの構造を速やかに見直すことが重要です。継続的な内部対策を通じて、検索エンジンから適切に評価されやすい強固なサイト基盤を維持しましょう。

チェックリストで未対応の項目が見つかっても、どこから手を付けるか、社内で直せる範囲と開発が必要な範囲をどう切り分けるかで手が止まってしまうことは少なくありません。
リードプラスでは、Google Search Consoleのデータをもとに現状を洗い出し、キーワード・コンテンツ設計から内部リンクや動線の改善まで、優先順位をつけて伴走します。設定の勘所をお伝えし、貴社が自走して点検を続けられる状態づくりまでご一緒しますので、お気軽にご相談ください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 内部対策は自社でどこまで対応できますか?

コンテンツの作成や基本的なタグ設定など、CMS(コンテンツ管理システム)の管理画面から操作できる範囲は自社で対応可能です。HTMLやサーバーの専門知識がなくても、多くのCMSにはSEO機能が標準搭載されているためです。

具体的には、titleタグや見出しタグの設定、画像のalt属性の追加、内部リンクの最適化などは、Web担当者自身で実施できます。一方で、Core Web Vitals(ユーザー体験の指標)の改善やディレクトリ構造の根本的な変更、JavaScriptのレンダリング最適化といった高度な技術対策は、開発者や専門のSEOベンダーへの依頼が必要になるケースが一般的です。下表のとおり、自社で対応できる範囲と専門知識が必要な範囲を切り分けて計画を立てることが重要です。

対応区分 具体的な施策例 必要なスキルレベル
自社で対応可能な施策 titleタグ・見出しタグの設定、alt属性の追加、内部リンクの設置 基本的なCMSの操作知識
専門知識が必要な施策 Core Web Vitalsの改善、サイト構造の再設計、構造化データのマークアップ HTML/CSS、JavaScript、サーバー関連の知識

Q2. 内部対策の効果はどれくらいで出ますか?

施策を実施してから検索順位や流入数に変化が現れるまで、一般的に数週間から数カ月程度の期間を要します。検索エンジンのクローラーがサイトを巡回し、インデックスを更新してアルゴリズムによる再評価を行うまでにタイムラグがあるためです。

XMLサイトマップの送信やtitleタグの修正といったクローラビリティやインデックスに関わる施策は、比較的早く数週間でクロールされる傾向があります。しかし、サイト構造の変更やCore Web Vitalsの改善による順位上昇の効果を実感するまでには、数カ月かかることも珍しくありません。検索エンジンの評価は段階的に行われるため、継続的なモニタリングと改善を続けることが求められます。

Q3. HubSpotなどのCMSでも内部対策はできますか?

HubSpotをはじめとする主要なCMSでも、十分な内部対策を実施できます。現代のCMSの多くは、SEOに必要な基本的なタグ設定やサイトマップ生成機能を標準で備えているためです。

HubSpotやWordPressなどのCMSでは、titleタグや見出しタグの階層構造、画像のalt属性などを直感的な操作で設定できます。また、canonicalタグによる正規化や301リダイレクトの設定も、機能拡張や標準機能を活用することで容易に行えます。BtoBやBtoCを問わず、自社の運用体制に合ったCMSを活用することで、開発リソースをかけずに効率よく内部対策を進めることが可能です。