Google広告の除外キーワード設定方法!選び方と無駄コスト削減のコツ

「Google広告の費用対効果が合わない」「関係のない検索語句でクリックされ、無駄な広告費ばかり消化している」とお悩みではありませんか。

限られた予算内で成果を最大化するには、ターゲット外の検索クエリを配信対象から外す除外キーワードの適切な設定が不可欠です。

この記事で分かること

  • 除外キーワード設定による無駄コスト削減のメリット
  • 管理画面やエディターを使った具体的な設定手順
  • 効果的なキーワードの選び方と失敗を防ぐ注意点

本記事では、Google広告における除外キーワードの選び方から、管理画面での設定手順、無駄なコストを削減するためのコツまで詳しく解説します。最後までお読みいただくことで、不要なクリックを減らし、CVR(コンバージョン率)を改善するための具体的な解決策が分かります。

Google広告における除外キーワード設定の重要性とメリット

Google広告における除外キーワード設定の重要性とメリット

除外キーワード設定は、Google広告の運用において費用対効果を最大化するための不可欠な施策です。広告を表示させたくない検索語句(検索クエリ)をあらかじめ指定することで、意図しないユーザーへの広告配信を防ぎ、限られた予算を有効に活用できるからです。

不要なクリックと無駄な広告費の削減

除外キーワードを設定する最大のメリットは、自社のビジネスと関連性の低い検索語句による不要なクリックを防ぎ、無駄な広告費を削減できることです。検索連動型広告はクリック課金型であるため、見込み客になり得ないユーザーからのクリックは直接的なコストの損失につながります。

たとえば、有料のサービスを提供している場合、「無料」や「フリー」といった検索語句で広告が表示されてクリックされると、費用が発生するだけで成果には結びつきません。このような事態を防ぐために、あらかじめ関連性のない語句を除外キーワードとして登録しておく必要があります。Google広告ヘルプの除外キーワードに関する公式ガイドでも、関心を持つ可能性が高いユーザーにのみ広告を表示することで、投資収益率(ROI)を向上させることができると説明されています。

ターゲットユーザーの精度向上とCVR(コンバージョン率)改善

除外キーワードの活用は、広告を届けるべきターゲットユーザーの精度を高め、CVR(コンバージョン率:サイト訪問者が商品購入やお問い合わせなどの成果に至る割合)を改善する効果があります。関連性の低い検索語句を排除することで、購買意欲や関心の高いユーザー層に絞って広告を配信できるようになるためです。

ターゲットの精度が向上する仕組みとCVRへの影響については、下表のとおり整理できます。

項目 除外キーワード設定前 除外キーワード設定後
配信対象 情報収集目的や関連性の薄いユーザーも含む 購買意欲や関心の高い見込み客に限定
予算の使われ方 見込みの低いクリックに予算が消化される 成果につながりやすいクリックに予算を集中
CVR(コンバージョン率)への影響 クリック数は多いが成果に至る割合が低下する 確度の高いユーザーの訪問が増え、CVRが向上する

このように、除外キーワードを適切に設定することで、BtoBやBtoCを問わず、質の高いトラフィックを獲得しやすくなります。

品質スコアおよび広告ランクへの好影響

除外キーワードを適切に設定することは、広告の品質スコアおよび広告ランクの向上にも良い影響を与えます。関連性の低い検索語句での表示を減らすことで、広告の推定クリック率(CTR)が改善され、結果として品質スコアが高く評価されやすくなるからです。

品質スコアとは、広告やキーワード、ランディングページがユーザーにとってどれほど有用かを示す指標です。除外キーワードによってターゲットを絞り込むと、広告文と検索語句の関連性が高まり、ユーザーが広告をクリックする確率が上昇します。

  • 関連性の低い検索語句を除外する
  • 広告が表示された際のクリック率(CTR)が向上する
  • 品質スコアが改善される
  • 広告ランクが上がり、より低いクリック単価で上位掲載されやすくなる

広告ランクが向上すれば、同じ入札単価でもより良い掲載順位を獲得できるため、アカウント全体の運用効率が大幅に改善されます。

【管理画面・エディター別】除外キーワードの設定手順

【管理画面・エディター別】除外キーワードの設定手順

除外キーワードの設定は、Google広告の管理画面、または専用のデスクトップアプリであるGoogle広告エディターから行えます。用途や追加するキーワードの規模に合わせて設定方法を使い分けることで、作業効率を大幅に高めることが可能です。それぞれの設定方法の使い分けについては、下表のとおりです。

設定方法 推奨される用途 メリット
Google広告管理画面 日々の検索語句確認と少数のキーワード追加 ブラウザ上で直感的に操作でき、リアルタイムな反映が可能
Google広告エディター 大量のキーワードの一括追加や大規模アカウントの管理 オフラインでの編集や、スプレッドシートからの貼り付けが容易
除外キーワードリスト 複数キャンペーンで共通する除外キーワードの管理 設定漏れを防ぎ、新規キャンペーン作成時の手間を削減

Google広告管理画面での設定方法(手順解説)

Google広告管理画面からの設定は、日々の検索語句レポート(ユーザーが実際に検索したキーワードのデータを確認できる機能)を確認しながら、少数のキーワードを都度除外する際に最適な方法です。管理画面では、直感的な操作でキャンペーンや広告グループ単位の除外設定を迅速に行えます。

具体的な設定手順は以下のとおりです。

  1. Google広告アカウントにログインし、左側のナビゲーションメニューから対象の「キャンペーン」または「広告グループ」を選択します。
  2. ページメニューから「キーワード」をクリックし、「除外キーワード」タブを開きます。
  3. 青いプラスボタンをクリックし、除外キーワードを追加する画面を開きます。
  4. 追加先(キャンペーンまたは広告グループ)を選択し、テキストボックスに除外したいキーワードを1行ずつ入力します。
  5. マッチタイプ(キーワードの拡張範囲を決める設定)を指定する場合は、記号を用いて入力し、「保存」をクリックして設定を完了します。

Google広告エディター(Desktop)での一括設定手順

Google広告エディターを使用すると、大量の除外キーワードを複数のキャンペーンや広告グループへ一括で追加でき、大規模なアカウント管理における作業時間を大幅に短縮できます。オフラインで編集作業を行い、後から一括で変更を送信できるため、設定ミスを防ぎやすいという特徴があります。

スプレッドシートなどで作成したデータを用いて一括設定する手順は以下のとおりです。

  1. Google広告エディターを起動し、対象のアカウントデータを最新の状態にダウンロードします。
  2. 左下の「管理」リストから「キーワード、ターゲット設定」を展開し、「キーワード(除外)」を選択します。
  3. 画面上部の「複数の変更」ボタンをクリックし、データ追加用のウィンドウを開きます。
  4. あらかじめコピーしておいた除外キーワードのリスト(キャンペーン名、広告グループ名、キーワード、マッチタイプを含むデータ)を貼り付けます。
  5. 「処理」をクリックして変更内容にエラーがないか確認し、問題がなければ「送信」ボタンでアカウントに反映させます。

除外キーワードリストを作成して複数キャンペーンに適用する方法

除外キーワードリストを作成すると、共通の除外設定を複数のキャンペーンに一括適用でき、アカウント全体での除外キーワード管理が容易になります。新しくキャンペーンを作成するたびに同じキーワードを登録する手間が省け、設定漏れを確実に防ぐことが可能です。

リストの作成と適用の手順は以下のとおりです。

  1. 管理画面上部の「ツールと設定」アイコンをクリックし、「共有ライブラリ」内の「除外キーワード リスト」を選択します。
  2. 青いプラスボタンをクリックし、リスト名と除外したいキーワードを入力して「保存」します。
  3. 作成したリストにチェックを入れ、「キャンペーンに適用」をクリックします。
  4. リストを適用したいキャンペーンを選択し、「適用」をクリックして完了します。

なお、アカウント単位で適用したい除外キーワードがある場合は、アカウント単位の除外キーワードの作成機能を活用することで、すべての検索キャンペーンおよびショッピングキャンペーンに対して一度に制限をかけることも可能です。

効果的な除外キーワードの選び方とリスト作成のポイント

効果的な除外キーワードの選び方とリスト作成のポイント

除外キーワードを効果的に選ぶポイントは、実際の検索データに基づき、自社のビジネスに貢献しない語句を的確に見極めて分類することです。思い込みでキーワードを除外するのではなく、データに基づく客観的な判断と、検索意図の正確な把握が欠かせません。

検索クエリ(検索語句)レポートの分析と抽出方法

除外キーワード抽出の基本は、検索クエリ(検索語句)レポートを定期的に分析し、無駄なクリックを発生させている語句を特定することです。ユーザーが実際に検索した語句を確認することで、想定外の検索意図で広告が表示されているケースを発見できるからです。

具体的な抽出手順は、以下のとおりです。

  • 管理画面から検索クエリレポートを開き、過去30日間などの一定期間のデータを表示する
  • 「表示回数が多いがクリックされていない語句」や「クリック費用が発生しているがコンバージョンに至っていない語句」でソートする
  • 自社の商材と明らかに関連性がない語句をピックアップし、除外キーワードとして登録する

単にコンバージョン率が低いという理由だけで除外するのではなく、ユーザーの検索意図が自社商材と一致しているかを慎重に見極めることが重要です。

意図の異なる検索パターン(無料・求人・評判・他社名等)の分類

自社のターゲットと意図が異なる検索パターンは、あらかじめカテゴリ分けして一括で除外することが効果的です。商材の購入やサービスの導入を検討していないユーザーへの広告配信を未然に防ぐことができるためです。

除外すべき代表的な検索パターンと具体例は、下表のとおりです。

検索パターン 検索意図・ユーザー心理 除外すべき語句の例
無料・情報収集 費用をかけずに解決したい、または自作したい 無料、フリー、やり方、自作、とは
求人・採用 就職や転職を目的として企業を探している 求人、採用、年収、面接、バイト
評判・クレーム 既存顧客のトラブル解決や、ネガティブな情報を探している 解約、退会、ログイン、クレーム、最悪
他社名・競合 すでに特定の他社サービスを利用または指名検索している 競合他社の社名、競合他社のサービス名

特にBtoB商材の場合、「無料」や「自作」といった語句で検索するユーザーは成約に結びつきにくいため、初期段階で除外リストに登録しておくことを推奨します。

マッチタイプ(完全一致・フレーズ一致・部分一致)の適切な使い分け

除外キーワードのマッチタイプは、除外したい範囲に合わせて「完全一致」「フレーズ一致」「部分一致」を適切に使い分けることが重要です。マッチタイプの設定を誤ると、獲得見込みのある重要な検索クエリまで遮断してしまうリスクがあるからです。

除外キーワードにおける各マッチタイプの仕様は、下表のとおりです。

マッチタイプ 記号 除外される条件 適した用途
完全一致 [キーワード] 指定した語句と完全に一致する順序で検索された場合のみ除外 特定の検索クエリのみをピンポイントで除外したい場合
フレーズ一致 "キーワード" 指定した語句が同じ語順で含まれる検索を除外 特定の単語の組み合わせを含む検索をまとめて除外したい場合
部分一致 キーワード 指定した語句のすべての単語が検索クエリに含まれる場合(語順は問わない)に除外 特定の単語が含まれる検索を幅広く除外したい場合

注意点として、除外キーワードの部分一致は、通常のキーワード設定時の部分一致とは仕様が異なります。類義語や関連語は自動的に除外されないため、除外したい語句の表記ゆれ(ひらがな、カタカナ、漢字など)はすべて個別に登録する必要があります。詳細な仕様については、Google広告ヘルプの除外キーワードについてを参照して正確な設定を行ってください。

リスティング広告とは

除外キーワード設定でよくある失敗と注意点

除外キーワード設定でよくある失敗と注意点

除外キーワードの設定は無駄なコストを削減できる一方で、設定方法や仕様の理解を誤ると、本来獲得できるはずのコンバージョン機会を損失するリスクがあります。本章では、除外キーワード設定時に陥りやすい失敗例と、その回避策について解説します。

必要なターゲットキーワードまで誤って除外してしまうリスク

除外キーワードを登録する際にもっとも注意すべきなのは、ターゲットとなるユーザーの検索クエリまで意図せず除外してしまうことです。検索語句レポートから不要と思われる単語を安易に部分一致で除外すると、その単語を含むすべての検索クエリに対して広告が配信されなくなるためです。

例えば、自社が無料トライアル付きの有料システムを提供しているBtoB企業だとします。検索語句レポートに「システム 無料」というクエリがあり、完全な無料ユーザーを弾く目的で「無料」を部分一致で除外したとします。この場合、「システム 無料トライアル」のようにコンバージョン見込みの高いクエリまで配信対象外となってしまいます。除外キーワードを追加する際は、単語単体で除外するのではなく、フレーズ一致や完全一致を活用して対象範囲を限定することが重要です。

マッチタイプの勘違いによる意図しない配信拡張

除外キーワードのマッチタイプは、通常の配信キーワードのマッチタイプとは仕様が異なるため、正しく理解していないと意図した除外が機能しません。通常のキーワードの部分一致では類義語や表記ゆれも拡張して配信されますが、除外キーワードの場合は指定した語句そのものが含まれていない限り除外されないためです。

したがって、表記ゆれや類義語を除外したい場合は、それぞれのパターンをすべて除外キーワードとして登録する必要があります。下表のとおり、マッチタイプごとの除外範囲の違いを把握しておきましょう。

マッチタイプ 記号 除外の条件 特徴と注意点
部分一致 なし 指定した複数の単語がすべて検索クエリに含まれる場合に除外 語順は問わないが、類義語や表記ゆれは除外されない
フレーズ一致 " " 指定した単語が、同じ語順で検索クエリに含まれる場合に除外 単語の間に別の語句が入る場合は除外されない
完全一致 [ ] 指定した単語と検索クエリが完全に一致する場合のみ除外 前後に別の語句が含まれる場合は除外されない

P-MAXやスマートショッピングにおける除外設定の注意点

P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンにおいて除外キーワードを設定する場合、通常の検索キャンペーンとは設定手順や適用範囲が異なる点に注意が必要です。P-MAXは複数のネットワークにまたがって機械学習による自動配信を行う仕組みであり、キャンペーン単位での直接的な除外キーワード設定機能が標準では制限されているためです。

意図しない検索語句への配信を防ぐためには、アカウント全体に適用される除外キーワードリストを活用する必要があります。Google広告ヘルプのアカウント単位の除外キーワードにも記載されているとおり、アカウント単位で設定した除外キーワードは、検索キャンペーンやショッピングキャンペーンだけでなく、P-MAXキャンペーンの検索枠およびショッピング枠にも適用されます。特定のP-MAXキャンペーンにのみ除外キーワードを適用したい場合は、サポート窓口へ個別に依頼して設定してもらう必要がある点に留意してください。

まとめ

Google広告の費用対効果を最大化するためには、アカウント開設時の初期設定だけでなく、広告配信後も継続的に除外キーワードを追加・更新していくことが不可欠です。検索クエリ(ユーザーが実際に検索した語句)は日々変化しており、放置すると無駄なクリック費用が蓄積し続けるためです。

本章では、運用フェーズに応じたメンテナンスのポイントと、最終的な費用対効果(CPAやROASなど)を改善するための具体的なチェック項目を解説します。

運用フェーズに合わせた除外キーワードのメンテナンス頻度

除外キーワードのメンテナンスは、広告の配信開始直後と安定期で頻度を変えるのが最も効率的です。配信初期は想定外の検索クエリが大量に発生しやすいため高頻度での確認が必要ですが、データが蓄積された安定期には頻度を落としてもパフォーマンスを維持できるからです。

具体的な運用フェーズごとの推奨メンテナンス頻度と目的は、下表のとおりです。

運用フェーズ 推奨メンテナンス頻度 主な目的とアクション
配信開始から1か月目(初期) 週に1回から2回 意図しない検索クエリを早期に発見し、無駄なコストの流出を素早く止める。
2か月目から3か月目(調整期) 週に1回 コンバージョン(最終的な成果)に至らない傾向のある語句の傾向を分析し、マッチタイプを調整しながら除外する。

4か月目以降

(安定期)

月に1回から2回 季節要因やトレンドの変化によって新たに発生した不要な検索クエリを定期的に排除する。

特にBtoB向けの商材では、一般消費者向けの検索意図(BtoCの検索クエリ)が混ざりやすいため、初期段階での徹底した除外が重要になります。公式のガイドラインであるGoogle広告ヘルプの除外キーワードについても参考にしながら、自社のビジネスに合わない語句を適切に弾く仕組みを構築しましょう。

費用対効果を向上させるための最終チェックリスト

除外キーワードの設定を通じて費用対効果を最大化するには、単に思いついた語句を除外するのではなく、データに基づいたルールに沿ってリストを管理することが重要です。定期的な検索クエリレポートの確認と、マッチタイプの正確な使い分けを徹底することで、必要な見込み顧客への配信機会を損なうことなく無駄なコストを削減できるからです。

継続的なアカウント改善に向けて、以下のチェックリストを活用して定期的に設定内容を見直してください。

  • 検索クエリレポートを定期的にダウンロードし、クリック費用が発生しているもののコンバージョンに至っていない語句を特定しているか
  • 「無料」「自作」「とは」など、情報収集のみを目的とした購買意欲の低い語句を網羅的に除外リストに登録しているか
  • 除外キーワードのマッチタイプ(完全一致・フレーズ一致・部分一致)の仕様を正しく理解し、意図せず重要な検索クエリまで除外していないか
  • 複数のキャンペーンを展開している場合、共通で除外すべき語句を「除外キーワードリスト」として一元管理し、運用工数を削減しているか

除外キーワードの最適化は、一度設定して終わりではありません。市場のトレンドやユーザーの検索行動の変化に合わせて、常にアカウントを最新の状態に保つことが、長期的な広告パフォーマンスの向上に直結します。

リードプラスでは、無駄な広告費を徹底的に削ぎ落とす除外キーワードの最適化から、検索意図を捉えた精度の高いアカウント構造設計、費用対効果(CPA・ROAS)の最大化まで、データ駆動型のWeb広告運用コンサルティングを提供しています。無駄なクリック費用の流出にお悩みの際や、アカウントの診断をご希望の際は、ぜひリードプラスまでお気軽にご相談ください。 

よくある質問(FAQ)

Q1. 除外キーワードはどのくらいの頻度で更新・追加すべきですか?

除外キーワードの更新・追加は、広告の配信開始直後は週に1回から2回、運用が安定してからは月に1回から2回の頻度で行うのが推奨されます。アカウントの運用フェーズによって、発生する検索クエリ(ユーザーが実際に検索窓に入力した語句)の傾向が変化するためです。

配信開始直後は、想定していなかった検索クエリによる無駄なクリックが多く発生しやすいため、こまめなメンテナンスが不可欠です。一方で運用が安定してくると、新たな不要クエリの発生は減少しますが、市場のトレンド変化や季節要因によって予期せぬ検索語句で広告が表示されることがあります。下表のとおり、フェーズに合わせて適切な頻度で確認を行いましょう。

運用フェーズ 推奨される更新頻度 主な目的と作業内容

配信開始直後

(1カ月から3カ月目)

週に1回から2回 想定外の無駄なクリックを早期に遮断し、費用対効果の悪化を防ぐ

運用安定期

(4カ月目以降)

月に1回から2回 トレンド変化に伴う新たな不要クエリの発見と、除外漏れの定期点検

定期的に検索クエリレポートを確認し、コンバージョン(最終的な成果)に結びつかない語句を継続的に除外していくことが、広告運用の成功につながります。

Q2. 部分一致で除外キーワードを登録した場合の範囲はどうなりますか?

部分一致で除外キーワードを登録した場合、指定した語句のすべての単語が検索クエリに含まれている場合のみ、語順に関わらず広告の配信が除外されます。登録したキーワードの類義語や関連語、表記ゆれまでは除外対象にならない仕様となっているため注意が必要です。

通常のキーワード登録における部分一致は、関連性の高い語句まで幅広く配信を拡張しますが、除外キーワードの部分一致は類義語まで拡張されないため、除外したい語句を正確に登録する必要があります。詳しくはGoogle広告ヘルプの除外キーワードに関する公式ガイドでも解説されています。各マッチタイプの除外範囲の違いは、下表のとおりです。

除外マッチタイプ 除外される条件 類義語や表記ゆれの扱い
部分一致 指定したすべての単語が検索クエリに含まれる場合(語順は問わない)

除外されない

(別途登録が必要)

フレーズ一致 指定した単語が同じ語順で検索クエリに含まれる場合

除外されない

(別途登録が必要)

完全一致 検索クエリが指定した単語と完全に一致する場合のみ

除外されない

(別途登録が必要)

例えば、「無料 ソフト」を部分一致で除外した場合、「ソフト 無料」や「無料 ソフト おすすめ」という検索では広告が除外されますが、「フリー ソフト」という検索では除外されず広告が表示されてしまいます。そのため、表記ゆれや類義語もあわせて除外登録を行うことが重要です。

Q3. アカウント全体で共通の除外キーワードリストを設定できますか?

はい、アカウント単位で共通の除外キーワードリストを作成し、複数のキャンペーンに対して一括で適用することが可能です。この機能を活用することで、キャンペーンごとに個別に除外キーワードを設定する手間を省き、設定漏れを確実に防ぐことができます。

BtoBやBtoCを問わず、どのようなビジネスにおいても「求人」「ログイン」「退会」など、明らかにコンバージョンにつながらない検索クエリは存在します。これらをあらかじめリスト化しておくことで、新しいキャンペーンを作成した際にもスムーズに除外設定を適用できます。

  • 設定の手間を大幅に削減:複数のキャンペーンに同じ除外キーワードを1つずつ登録する作業が不要になります。
  • 設定漏れによる無駄なコストを防止:キャンペーン追加時にリストを適用するだけで済むため、除外設定の適用忘れを防げます。
  • 管理の効率化:除外したい語句が増えた場合でも、リストに語句を追加するだけで、適用中の全キャンペーンに自動で反映されます。

汎用的な不要語句をまとめた「共通除外リスト」と、特定の商材ごとに適用する「個別除外リスト」を分けて管理すると、より精度の高いアカウント運用が実現できます。

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