病院やクリニック、歯医者で使える集患ツール手法まとめ

最近、「医療マーケティング」という言葉をよく聞くようになった方も多いと思いますが、集患・増患を実現させるためにはマーケティング戦略が重要です。
本記事では、来院患者をいかに増やすかという点に苦戦している医療関係の経営者に向けて、病院やクリニック、歯医者などで使える、集患に貢献するツールを紹介します。

病院やクリニック、歯医者で使える集患ツール手法まとめ

集患におけるマーケティングとは

そもそも「マーケティング」とは「売れる仕組み作り」を指します。具体的には市場調査をはじめとして、製品やサービスの計画・製作、そして消費者への販売までを含む、組織の活動です。顧客が求める商品やサービスの調査を行った後、それに見合うものを作り、あらゆる情報を提供し、顧客がそれらの価値を効果的に得られるようにするための概念ともいえるでしょう。

医療マーケティングにおいて、ただ患者数を増やすだけの戦略に走ってしまうと、患者の満足度が低下し、結果的に医院側と患者側の両方にとってマイナスになってしまいます。そのような結果を招かないためにも、「医院と患者との信頼関係作り」という目的を持ってマーケティング活動を進めると良いでしょう。

信頼関係を作るにあたって、医療業界での集患におけるマーケティングでは、まず、医院側の提供したいサービスに共感した患者が診察を依頼することが最初のステップとなります。そして、お互いの信頼関係を結び、中長期的に利益につながる関係性を作っていくことが重要です。

具体的な手法としては、自分の医院がある場所の周辺に競合分野の医院はどの程度あるのかを調査するほか、それぞれの医院が実施しているマーケティング手法について、訴求方法や広告手法などを確認することが挙げられます。

医療業界における集患ツール手法一覧

医療業界における集患ツール手法には、さまざまな種類があります。ここからは公式ホームページやリスティング広告をはじめとする集患ツール手法について、それぞれの特徴などを紹介します。

公式ホームページ

患者が医療機関を探す最初の方法は、ほぼインターネットによる検索となるため、自分の医院の情報を発信するための公式サイトは必須のツールといえます。特に40歳以下の方などスマートフォン・パソコンを日常的に活用する世代にとっては、インターネットを利用した情報収集は容易なので、そのような世代へのアプローチとして、公式ホームページの開設は適しています。

公式ホームページの開設は、昨今では集患ツールとしても標準化されている方法です。なお、これまでは医院の情報を発信して集患を目指す「情報発信型集患」のツールとして利用されることが多かったのですが、これからは「情報収集型集患」のツールとして活用していくことが大切になるでしょう。すなわち、一方的な情報発信だけでなく、患者の意見を集めて、その結果を経営改善に活かし満足度を向上させるのです。

公式ホームページでは、掲載する文章や画像の量や数に制限がないため、医院の魅力を余すところなくアピールできます。また、製作費が無料から数十万円程度、維持費も数千円から数万円に抑えられるなどのメリットもあります。

リスティング広告

公式ホームページを活用するマーケティングでは、患者が特定の医院を検索すれば、その医院の詳細な情報を得られるというメリットがあります。ただ、そのページを見てもらってはじめて集客につながるため、多くの人に閲覧してもらわねばなりません。検索されなければ効果的な集客にはつながらないのです。

その問題を解決するための手法がリスティング広告です。この方法を使えば、特定のキーワードを検索した際に表示される検索結果ページの上部へ、病院の広告を出せます。特定の単語を検索した場合に表示される広告なので、広告内容について調べていたり、興味を持っていたりする人に対してアプローチできる点が魅力です。

SNS広告

昨今はFacebookやTwitterなど、SNSを情報収集の場として活用している人も多くいます。SNS広告を利用すれば、登録情報などから割り出されたユーザーに適した情報を提供しやすくなるでしょう。この手法を活用することで、多くのユーザーに対して病院の認知度を高める効果が期待できます。特に、若年層においては検索してから自分に合っていそうなクリニックを受診する人が多くなっているため、幅広いターゲットにアプローチできるでしょう。

なお、SNS上に広告を掲載する以外に、医療機関自体のSNSアカウントを開設して他のユーザーに情報発信することも可能です。短い文章や写真をリアルタイムに発信でき、広告費をかけずに宣伝ができるというメリットがあります。

交通広告

交通広告とは、駅の看板や車内の中吊りなどに掲載する広告です。患者が病院へ行こうと考えたときに広告を思い出してもらうことで集患を図れます。もっとも、患者の生活圏内に広告がないと役に立ちません。そのため、限られた範囲の中でシェアを高めたい場合に活用すると良いでしょう。主たる患者層が駅の乗降客の場合は、交通機関を利用する度に目にするので、認知度と印象アップの効果を発揮します。

電柱広告

電柱広告とは、電柱に広告を掲示するもので、電柱の高い位置に突き出す形で設置する「袖広告」と、電柱に2枚1組で巻き付ける形の「巻広告」の2種類があります。このような電柱広告は、交通広告に比べて目にする人が限られます。しかし、一定の長期間同じ情報を発信し続けられるという大きな特徴があるので、地域住民へ浸透を図るためには最も有効なツールだといえるでしょう。また、高い刷り込み効果が期待できる点や、当該医療機関の近くまで来た患者が道に迷わないための、案内板のような役割を果たす点も電柱広告ならではの特徴です。

折り込み広告

折り込み広告は、新聞の間に広告を入れることで、新聞購読者に対して集患アプローチをする方法です。この方法は、新規開業の場合、広告効果としては即効性があると考えられています。数多くの折り込み広告が挟み込まれている中で個性を発揮して自院をアピールするためには、チラシを見た人に対する気遣いを含めて作成することも重要です。

たとえば、医院の診療理念や院長の挨拶などを含め、初めて来院する人に分かりやすく自院のことを紹介するといった気遣いが求められます。中には行ったことのない医院へ行くことを躊躇する人もいるため、「不安がある場合はこのように対応する」などのように、患者に対してのメッセージを含めることで、他院との差別化を図ることも可能です。

オンライン診療

オンライン診療はスマートフォンやタブレットなどの情報通信機器を利用して、遠隔で診察を受けられるシステムです。直接医療機関に足を運んで診察してもらう対面診療と異なり、自宅など、病院以外の場所にいながら診察を受けられます。患者が実際に受診や来院をする決め手となる、利便性を高めるための手法といえるでしょう。

オンライン診療は経過観察や、実際に医院に行って診察をしてもらうべきかどうかなどを判断する前の医師とのやり取りの場として利用できます。ただ、初診は対面で行う必要があったり、症状によっては遠隔診察が困難だったりするケースもあることに注意しましょう。

このようなオンライン診療を導入し、「通いづらさ」を軽減することで、一度来院した患者の継続的な通院へとつなげられる効果も期待できるのです。

オンライン予約

オンライン予約では、スマートフォンなどから医療機関の診察予約を行えます。申し込みや手続きの煩雑さを減らせるため、患者の予約にかかる時間と手間を削減する効果が期待できるでしょう。また、事前にオンラインで予約をしてもらうことで、診察までの患者の待ち時間を短縮することも可能です。

特に感染症が流行する時期は、院内感染を恐れて来院を控える患者もいるでしょう。そのような方たちの不安を減らすためにも、事前予約制を導入し、待合室での密集状況を改善することが大切です。

また、システム上で定期的な検診・検査や、時期に応じた情報発信をすることで、再受診を促せる点もオンライン予約の特徴といえます。患者の来院を一度きりで終わらせず、定期的な通院へとつなげるためにも、オンライン予約はオンライン診療とセットで導入するといいでしょう。

院内背設備や環境

事前に診察の予約をするシステムを導入してもしなくても、患者にとって医院の待合室はさまざまな要因で長時間過ごす可能性がある場所といえます。そこで、なるべく患者の気分がリラックスするように、雰囲気やモニターなどの設備を整えることが重要です。壁にシミなどの汚れや破れはないか、清潔感を感じられる空間になっているかどうかなどを、定期的に確認しましょう。

また、空間に気を配るだけでなく、医師やその他スタッフの接遇スキルも大切なポイントです。好印象を与える接遇を意識することで、良い口コミや再来院につながるため、患者の気分を害さない立ち居振る舞いが求められます。

まとめ

医療機関への集患のためにはツールの活用だけでなく、実際に来院した患者へのサービスや接客が重要です。なお、ローカルフォリオのサービスでは、少額予算から丁寧なサポートを受けられるほか、医療機関向けの広告運用サービスでの豊富な実績もあります。効果的なマーケティング運用をしたい方は、ぜひ利用を検討してみてください。

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