あなたのSNS企業アカウントは大丈夫?Instagramアカウントの垢バンを回避する方法
企業や小売店の皆さま、集客のためのInstagramアカウント運用や広告配信などを行っていますか?
昨今は、SNSアカウントがコーポレートサイトよりも閲覧される機会も多くなり、会社やブランドの顔として、SNSの適切な設定と運用を行う必要があります。
Instagramのアカウント運用やInstagram広告を行っている場合、しっかりと進めているつもりでも、思わぬところでInstagramアカウントが凍結されてしまう可能性があります。皆さまの「各種アカウントの設定」は本当に万全でしょうか?
Instagramのプロアカウント、紐づいているFacebookページ、そしてその管理元であるFacebook個人アカウント、これらすべての設定が正しく行われていないと、後々大きなトラブルにつながる可能性があります。今まで積み重ねてきた投稿、フォロワーとの関係も、設定ミスひとつで一瞬にして失われるリスクもあるのです。
本記事では、Instagram運用におけるアカウント凍結(通称:垢バン)や広告審査落ちといったトラブルの根本原因と、それらを未然に防ぐために今できる「設定チェック」と対策方法をご紹介します。
アカウントの状況を確認する
InstagramはFacebookと同じ会社である「Meta」が運営しています。
「Instagramアカウント」「Facebookページ」「Facebook個人アカウント」を規約に沿って正しく設定されていることが重要で、これは垢バンされないために必要な最低条件といえます。
適切な設定を行っていない場合、広告配信エラーやアカウント凍結といったリスクが発生するだけでなく、万が一トラブルが起こった際の復旧やサポート対応にも支障をきたす恐れがあります。
安定的なSNS運用のためには、推奨されている設定を正しく行い、各規約を順守することが重要です。
規約通りに設定していないと起こりえる事象
- アカウントが凍結する可能性
- アカウント凍結後の申請ができない可能性
- 紐づけている別のアカウントにも影響が出る可能性
などが挙げられます。凍結(=垢バン)は大きなリスクが伴います。
今までフォローしてくれたユーザーや積み上げてきた投稿など一瞬にして失うことになります。ブランドや企業によっては、ユーザーとのコミュニケーションはInstagramのみという会社も珍しくありません。
可能な限り規約に沿った設定を行いましょう。
InstagramアカウントのNG設定
- 生年月日を設定していない
- 生年月日をブランドや会社の設立日にしてしまっている
- アイコンが設定されていない
- プロフィールの正しく設定されていない、情報がほとんどない
- 投稿がまったくない
- 二段階認証を設定していない
FacebookページのNG設定
- Facebookページに情報が正しく設定されていない、情報がほとんどない
- アイコン、背景画像が設定されていない
- サイトへのリンクや他SNSへのリンクなどは一切ない
- 投稿がまったくない
Facebook個人アカウントのNG設定
- 実名登録の個人アカウントではない(会社名やブランド名、部署名で作成している)
- 1つのFacebook個人アカウントを複数人で管理している
- 会社用とプライベート用で2つ個人アカウントを持っている
- 1つの個人アカウントを3つ以上のデバイス、ブラウザでログインしている
- 二段階認証を設定していない
NG設定はすべてクリアにする必要があります。NG設定になってはいても「アカウントは無事」という場合もあります。しかし、いつアカウントが凍結しまうかわからないため、最低限出来る設定を行なうことでリスクを事前に回避しましょう。
InstagramアカウントとFacebookページ、Facebook個人アカウントはそれぞれ特徴が違い、規約も異なります。
正しく設定するためにも、まず企業アカウントの現状を把握するようにしましょう。
Instagram広告やFacebook広告について理解する
広告を出稿するためには2パターンある
広告を出稿する場合、Instagramの場合はスマートフォンのInstagramアプリから出すことも可能です。
設定できる広告は簡易的なものになりますが「少しだけ広告を出したい」「少額からトライしてみたい」といった場合に活用できるかと思います。
PCで実施する場合は、Metaビジネスマネージャ(=Metaビジネスポートフォリオ)と呼ばれる専用の媒体画面より広告設定を行ない、パフォーマンス管理して改善するなど、スマートフォンよりも複雑な設定や高度なレポーティングが可能です。
Metaビジネスマネージャから広告を出す
広告代理店や自社で広告を出す場合は、PCを使用し、Metaビジネスマネージャから広告配信、運用を行うことが一般的です。こちらからであれば、Instagramのみではなく、Facebook、Threads、MessengerなどMetaが保有するアプリやファミリーアプリへ広告配信が可能です。
Instagramのみ広告配信する場合でも、Facebookページを通して配信するのが一般的なため「Instagramアカウント」「Facebookページ」「Facebook個人アカウント」の3つは必須になります。
広告を出す上では、前章に記載した「規約に沿ったアカウント設定」を行うことで、広告審査が通りやすくなります。
広告を出す際は、通常の「アカウント運用」よりも審査が厳しくなり、アカウントの詳細をチェックされることが多いため、より「規約に沿ったアカウント設定」を意識して設定頂くことをおすすめします。
NG設定の解消法を紹介
「二段階認証を設定する」
以前Meta社は二段階認証の設定を「推奨」としていましたが、現在は「必須」となっています。
そのため、Instagramアカウントへのログイン、Facebookへのログイン、また広告を行なっている場合はMetaビジネスマネージャ(=Metaビジネスポートフォリオ)へのログイン時に二段階認証を設定する必要があります。
SMSでの電話番号の二段階認証もありますが、送信に時差が生じることもあり、電波の問題で送られてこない、などの問題も起こりやすいです。そのため「セキュリティアプリでの二段階認証の設定」をおすすめします。
一般的に多く使われているのは、Google認証システム「Google Authenticator」です。
スマホでGoogle Authenticatorをダウンロードします。
Facebook個人アカウントの二段階認証の設定
Facebook>設定とプライバシー>設定>アカウントセンター>パスワードとセキュリティ>二段階認証>Facebookアカウントを選択>認証アプリ
画面に指示通りに進むと設定できます。
こちらの設定が完了すれば、Metaビジネスマネージャ(=Metaビジネスポートフォリオ)を確認する際、二段階認証を求められますが、コードの入力でログインできます。
Instagramアカウントの二段階認証の設定
Instagramアプリ>右上のΞをクリック>アカウントセンター>パスワードとセキュリティ>二段階認証>設定したいアカウントを選択>認証アプリ
画面に指示通りに進むと設定できます。
まとめ
まずは各アカウントが現在どのような設定になっているか、今一度ご確認ください。初めにご紹介したような「NG設定」に該当している場合は、早めの修正をおすすめします。
特に注意すべきなのは、NG設定のまま複数のメンバーでログインしたり、さまざまなデバイスで頻繁にアクセスしたりするケースです。
このような挙動は、Meta側のセキュリティシステムにより「アカウント乗っ取りの可能性がある」と判断され、アカウントを保護するために凍結されることもあります。
もし「どこをどう直せばいいかわからない」「この設定で合っているのか不安」といったお悩みがあれば、ぜひお気軽にリードプラスにご相談ください。初回の無料相談やをはじめ、状況に応じたアカウント設定の見直しをサポートするプランもご用意しております。
また、SNS広告を活用した集客、リード獲得についてのセミナー動画もございますのでぜひご覧ください。