EFO(エントリーフォーム最適化)とは

EFOは「Entry Form Optimization」の略で、日本語にすると「エントリーフォームの最適化」です。顧客からの問い合わせや資料請求、会員登録などに使うWEBサイトの入力フォームを最適化し、その効果(コンバージョン率)を高めるための施策です。
WEBサイトにある入力フォームが使いにくいと、ユーザーが途中で離脱したり、そもそも使うことをやめてしまったりする可能性があります。そうなると管理者にとっては損失になってしまいます。そこでユーザーのストレスを減らし、スムーズに入力を終了させるための改善策となるのがEFOです。

サイトへのアクセスを増やそうと思ったら、広告やコンテンツの充実など、さまざまなコストがかかってきます。それに比べて入力フォームの改善にかかるコストは安くなるのが一般的。そもそも、改善が進んでから集客にコストをかけるという順番でなければ、大きな無駄が出てしまいます。そのためEFOは数あるWEB集客の施策の中でも、優先度が高いものとなります。 ユーザーを途中で離脱させないため、EFOでは下記のような方法を用います。

①ユーザーの手間を軽くする
入力が大変だと、ユーザーが離脱する可能性があります。手間となる要因は、入力項目やフォームのページ数の多さです。必須ではない項目は削除し、質問数がそれほど多くないのに何ページも移動させるような設計はしないことが大切です。 そのほか、電話番号の入力では市外局番と市内局番の欄を分けると入力の手間が増えてしまうため、同じ欄に入力できるようにします。郵便番号から住所を自動で入力できるようにする設定も効果的です。

②ユーザーをイライラさせない
入力作業が面倒だと、ユーザーは気分を害して離脱してしまいます。たとえば入力フォームの大きさが小さい場合、スマートフォンからの操作がしにくくなります。入力中の欄に色を付けるなどすれば、ユーザーは今どこにいるかが分かりやすくなり、快適に入力作業を進めることができます。

③ユーザーを迷わせない
どうやって入力するのか分かりにくいと、ユーザーは困ります。実際の入力例を用意しておくと良いでしょう。またフォームが複数のページにまたがる場合は、今どのページにいるのか、また質問数が多い場合は、あといくつ残っているかの表示があると親切です。

④エラーのストレスを軽くする
離脱の原因で多いのが、途中でエラーが出て嫌になってしまうパターンです。これを防ぐためには、入力にエラーがあった場合はその場で知らせる、起きやすいエラーを注記しておくなどの対策が有効です。また入力の次のページに進んだ後に誤りに気付いて戻ったらデータが消えていた、という事態にならないようにすることも重要です。