ドリルダウン

ドリルダウンは、データ分析に関する場面で使われる「掘り下げる」を意味する用語。集計されたデータを分析する際に、その項目に関する情報の階層レベルを1つずつ掘り下げていき、さらに詳細なデータを取得していく分析方法を指す。また、そうした操作を可能にする機能のこともドリルダウンと言う。

通常、集計されたデータは複数の階層から構成される。商品の場合であれば、同じ属性を代表するためのジャンルがあり、その下に個々の品目や枝番など、細かい分類が続く。期間についても、年度、月別、日別、時間別など、その対象は大きなものから小さいものへと細分化される。
たとえば、売上の変動について分析をする場合、年単位では分からなくとも、月別、日別とドリルダウンしていくことで、売上が落ちる時期を細かく分析することができる。

ある特定の項目について分析・掘り下げを行うため、掘り下げる対象を間違えると、的外れなドリルダウンとなる恐れもある。ドリルダウンを行う際は、問題の本質を見極めることが必要となる。