アドレサブル広告

アドレサブル広告とは、企業が特定の顧客に向けて配信できるWEB広告形態のこと。具体的には、企業が所有するメールアドレスなどを利用して、過去に接点のあったユーザーに対して広告を打つもの。

これまでのWEB広告は、アプリやWEBサイト上に表示されるディスプレイ広告が主流であった。しかし、ディスプレイ広告はコンテンツを利用しているユーザーに差し込む広告なので、コンバージョン(成果)が上がりにくいといった問題点がある。

そこで、以前に自社の製品を購入したユーザーや、資料請求があったものの反応のなかったユーザーなどに向けて広告を打てる、アドレサブル広告が活用されるようになった。これによって再購入を促したり、購入したユーザーと類似しているユーザーへ広告を打ったりすることが可能となる。

広告の仕組みは、企業が持つ顧客のメールアドレスをYahoo!やGoogle、Facebook 、Twitterといった広告媒体が所有しているメールアドレスと結び付けて、該当する顧客へ配信するというもの。メールアドレスのマッチングを行う際は、「ハッシュ化」という暗号処理をした上で個人情報が送信されているため、セキュリティ面での問題はない。