DSPとは、Demand-Side Platformの略で、広告を発注する側の配信プラットフォームを意味する。広告効果を最大限に発揮するための支援をするツールのことであり、広告配信やターゲットを絞って宣伝をするターゲティングなどを一括で行える。
DSPを利用することにより、ユーザーの「性別」「嗜好性」「年齢」といったCookie情報をもとにして構築された顧客層集団へ向け広告配信ができる。そのため、宣伝したいサービスや製品に対して高い関心を持っているユーザーへ、効率的にアプローチが可能。
DSP登場以前は、広告媒体の属性からターゲット層を予測して広告を枠ごとに購入していたが、DSPはタグ設置によってユーザーの特性を計測し、リアルタイム入札で広告の売買が可能となった。加えて、DSPは入札単価や広告配信の調整を半自動で行うため、広告運用者の工数の削減にも寄与した。
顧客一人一人に見合ったマーケティング活動を行うことが求められている昨今において、DSPの必要性は、広告配信側はもちろん、広告閲覧側においても高まっている。