meta keywords(メタキーワード)とは

meta keywords(メタキーワード)とは、HTMLファイルの<head>タグ内に記載する<meta>タグのひとつです。<head>タグとは、WebページのHTML文書においてヘッダ部分を指定するタグのことです。ユーザーが閲覧するブラウザ上には表示されませんが、HTMLファイルの様々な情報を指定しています。

<meta>タグとはmeta要素ともいわれ、Webページの情報をブラウザや検索エンジンに伝えることを目的として使用されはじめたHTMLタグです。そして、<meta>タグの中にWebページのコンテンツ内容を単語で記述するものが「meta keywords(メタキーワード)」です。

これと似ている言葉に、meta description(メタディスクリプション)がありますが、こちらはWebページのコンテンツ内容を100〜120文字程度で記述する文章のことをいいます。

Meta keywords(メタキーワード)の記述方法は以下の通りです。 <meta name="Keywords" content="ブログ, 美容, 化粧, 保湿" />

このように、検索エンジンやブラウザに認識されたいキーワードを、contentプロパティ内にコンマ(,)区切りで記述していきます。

以前までは、SEO(検索エンジン最適化)効果に寄与するとされていたmeta keywords(メタキーワード)ですが、現在はまったく効果がないと考えられています。これは検索エンジンを運営するGoogleが、2009年9月21日にWebマスター向け公式ブログで「Google はmeta keywords(メタキーワード)を検索順位を決める要素として使用しない」と発表したからです。  (参考:Google Webmaster Central Blog https://webmasters.googleblog.com/2009/09/google-does-not-use-keywords-meta-tag.html)

現在では、Googleがサポートする<meta>タグからも除外されています。meta keywords(メタキーワード)がGoogleで重要視されなくなった理由は、SEO効果を高めるために、meta keywords(メタキーワード)を無理やり多く記述してSEO上位を狙う、ブラックハットといわれる悪質な手法を用いるWebマスターが増加したためです。

現在ほど優れていなかった以前のGoogleでは、こういったmeta keywords(メタキーワード)の悪用でもSEO効果が現れていました。しかし、今ではGoogleのアルゴリズムも改良されて、よりユーザーにとって価値ある情報が、SEO上位表示される仕組みへと変化していきました。こうした検索エンジンの進化によって、meta keywords(メタキーワード)の重要性は薄れていき、Googleがサポートする<meta>タグからも除外されることになったのです。

現在、meta keywords(メタキーワード)および<meta>タグはGoogleの評価から完全に無視されているため、かつて多くのキーワードを記述していたWebページのSEO評価は下がっているといわれています。