CTA(Call To Action)とは

CTAとは、ウェブサイトに訪れたユーザーに行動を喚起するための「テキスト」「ポップアップ」「画像」「ボタン」「モーダル」などのことです。一般的に、CTAはコンバージョン率を改善するための施策として重要視されていて、正式にはCall to Actionと言います。CTAを改善することでコンバージョン率を飛躍的にアップさせられる場合があります。

具体的には、CTAは以下の行動をユーザーに喚起したいときによく使います。
・お問い合わせ
・購入
・資料請求
・会員登録
・メルマガ登録
・定期購読登録
・コメント記入

CTAの設置場所も大切です。例えば次のような場所に設置します。
・ウェブサイトのヘッダーとフッター
・ウェブサイトのサイドバー
・コンテンツとコンテンツの間

目的を達成させるためには、「ボタンは何色でどこに設置するか」などCTAを考慮する必要があります。 続いて、コンバージョン率を上げるためにCTAを改善するときのポイントを4つにまとめました。 1つ目のポイントは、ボタンやリンクをクリックするときにどんなページに移動するのか、ユーザーがイメージできる文言が用意されていることです。ユーザーは自分にメリットがないと、どんなに制作者が熱い想いを書いていても、クリックしてはくれません。「どんなユーザーにクリックしてほしいのか」「クリックした先のページで何をしてほしいのか」といったことを想定し、コンテンツを作っていく必要があります。

2つ目のポイントは、選択肢をできるだけ減らすことです。ごちゃごちゃとたくさんのリンクやボタンがあると、ユーザーはどこをクリックすべきか迷ってしまいます。購入してもらいたいのなら、購入ページに進むCTAの設置を行い、必要のないボタンやリンクはできるだけ他の場所に移動させるなど、ユーザーの選択肢を減らしてあげるべきです。具体的な改善を始める前に「ユーザーに何をしてほしいのか」を明確にしましょう。

3つ目のポイントは、設置場所や視覚的なデザインを意識することです。人がウェブサイトを見るときの目線は、左上から右下に向かって動くなどの特徴があります。その特徴を利用して、左上にユーザーを引きつけるキャッチコピーを持ってきて、右下にCTAを設置するなど、感覚だけでなく論理的に考えることが必要です。また、例えば赤色は人間の注意を引きつける色と言われていますが、もしウェブページ上に赤色が多いなら別の差し色で強調したほうが、ユーザーにとっては自然に目につく色になるのかもしれません。

4つ目のポイントは、ユーザーの心理的なハードルを下げることです。人間は、得するより損したくないという心理である「損失回避の法則」が働きます。例えばウェブページから資料請求をしてもらいたいときに、個人情報を入力する項目が多いと「何か個人情報が漏れるのではないか」と心理的なハードルが上がります。一方、メールアドレスだけなら失うものが少ないだろうと、ハードルが下がる傾向にあります。