SEO、こういうところの評価ってどうなる? 2つの疑問箇所を解説

 2022.02.10  LeadPlus

SEO対策のノウハウは数多く出回っていますが、「こんなところはどう評価されているの?」と、実は気になる箇所もあるのではないでしょうか。
この記事で一般的なSEO対策のノウハウを前提としながら、「こういったところの評価や影響はどうなっているのか」、という二つを紹介していきます。

SEO、こういうところの評価ってどうなる? 2つの疑問箇所を解説

ページに掲載された情報って、均等に評価されている?

最初の疑問を、具体的にしてみましょう。
たとえばある記事ページは、コンテンツの質がなかなか良いものです。記事中にはCTAのエリアがいくつか設けてあります。また外部広告もいくつか掲載されています。大規模Webサイト内の記事カテゴリのため、グローバルメニューには記事とは直接関係がない多くの情報があります。

このように記事コンテンツであっても、Webページ内にはCTAや広告、ナビゲーションなどさまざまな要素があるのが普通ですね。そうした情報が多くの割合を占める、あるいはテーマと違う情報が入ることがマイナスに働かないか・・・という疑問です。
これは、ほとんど影響しないと考えていいでしょう。なぜならGoogleは機械的にWebページを評価しているのではなく、エリアを分けています。主要な区分けは、次のものです。

  • メインコンテンツ(MC)
  • サブコンテンツ(SC)
  • 広告/収益化(Ad)

メインコンテンツ(以下MC)が、そのWebページが伝えるべきテーマを掲載する箇所です。つまり、SEOにおいて評価がされるのはこの箇所です。テキストや画像、動画などのコンテンツで構成されるものですが、titleなどSEOに強いかかわりがあるmeta属性もこの一部とみなされています。

サブコンテンツ(以下SC)が、ナビゲーションなどページのテーマに直接かかわりがないものです。つまりそのページの評価には影響しない、と考えていいでしょう。また記事コンテンツの場合は、「このテーマと似た記事」「よく読まれている記事」など、関連リンクがついています。これらも区分けとしてはSCになるので、テーマの記事コンテンツそのものの質には影響しません。しかし内部リンクという意味ではSEOとの関係があります。
広告/収益化(以下Ad)は、(外部への)広告が掲載された箇所です。ここも直接的なSEOの評価とはならないとされています。

つまり一般にいわれるコンテンツの質とは、MCを念頭に進めていけば、SEOへの効果は高いとみなすことができます。CTAの設置がどう影響するかはGoogleのガイドライン上で特に言及されていませんが、これはMCのUI/UX面で評価されると考えていいでしょう。ページ内に複数個所置くことは一般的ですし、ビジネス的にも必要なことなので問題はないはずです。たとえば1文ごとにCTAが置いてあるといった極端、非現実的なことでもしない限りマイナスとなるようなことはないはずです。

一方でSEOに直接的に関係しないとされるSC、Adエリアは考慮も必要です。SCをナビゲーションとしてみる場合、Wedサイト全体のUI/UXには大いに関係があります。GoogleもSCはユーザーエクスペリエンスにおいて大切な役割を果たす、としていますので、ここが良くないと間接的なマイナスは生じる可能性はあります。またWebページのつくり方により、アンカーリンクやページ内のタブ切り替などがMC、SCのどちらで見られるかも考慮しておくのがベストです。

Adも、ページを利用しているユーザーの体験には影響を与えます。Googleは広告掲載を否定してはいません(むしろ肯定的です)から、こちらもユーザー体験を阻害するような、極端なことさえなければ問題はないでしょう。ただし掲載位置やボリュームといったこと以外に、誤認されないかといったことも評価されている可能性はあります(これは「広告」「スポンサーリンク」といったラベルの有無といった面も考えられます)。

また基本的には広告の質がSEOに影響することはありませんが、反社会的な内容を含むといった問題があるようなものは、マイナスとなる可能性があります。

インバウンドマーケティング完全ガイド
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どんなWebサイトでも、同じ評価基準になる?

コンテンツマーケティングが広がった影響もあり、SEOで多く話題になるのはブログなどの「記事コンテンツ」です。つまり記事コンテンツに対するSEO対策のノウハウが多く出ており、テキスト(質が第一、それに合わせた量も影響)、情報の網羅性などです。
しかし、Webサイトにはさまざまな種類があります。

また各サイトは、記事コンテンツだけで構成されているわけではありません。記事コンテンツと同じSEO対策の内容が、どんなWebサイトでも評価対象になるのでしょうか。答えはNOです。たとえば検索結果ページに、やみくもにテキストを増やしても高い評価は得られません。代表的なWebページのタイプを、ピックアップしてみましょう。

  • コーポレートサイト、BtoBサイト
  • 複数商材EC、複数サービスサイト
  • 単品やテーマ特化型EC、サービスサイト

※これ以外の記事サイト(ブログ、オウンドメディア等)は、先ほど少し書いたようにたくさんのノウハウが出ていますので、ここでは触れません。

まず考えたいのが、コーポレートサイトやBtoBサイトのように、記事サイトと比較すると情報が少ないものです。この場合も、有効なのはコンテンツとされています。ただし記事コンテンツをつくる時と、少し内容や作り方が異なります。

記事コンテンツの場合は、テーマに対する網羅性などを考えていくとおのずと情報ボリュームが多くなります。しかしコーポレートサイトやBtoBサイトの場合は、「(ユーザーが)知りたい情報をきちんと書く」ということが第一です。

こうしたWebサイトにアクセスしたユーザーが知りたい内容といえば、「取り扱っているもの」「サービスの詳細」、あるいはそれらに関するFAQなどでしょう。そうしたピンポイントの情報が、こうしたWebサイトでは質の高いコンテンツとみなされます。

もちろん一般的な流入語句が限られるコーポレートサイトやBtoBサイトは、記事コンテンツを持つことでより多くのトラフィックを得ることができ、ビジネスチャンスを拡大することにつながります。コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングといった手法がBtoBで有効な戦略となるのは、こうした理由からです。

ECは、いくつかの観点で分類がされます。ここでは複数商材か単品(テーマ特化)かで分けました。同じようなくくりで、物販ではないサービスサイトも含めることにします。
複数商材ECや複数サービスを扱うWebサイトの場合は、データベース(DB)により表示がされます。そしてテキスト情報を中心にしたコンテンツの質に関する評価は、他より優先度が下がります。

そのぶん、情報設計は考慮されるとされます。Webサイトのカテゴリ分けは、かなり重要な作業です。適切な区分とともに、ラベリングもユーザー視点でおこなっていきます。よく「社内ではこの呼び方が使われるから」という理由で、ユーザーがあまり使わない用語でカテゴリ分けがされているケースがあります。SEOの観点でみると、検索で実際にユーザーが使っているクエリを参考にした分け方、ラベリングをするのが有効です。

一覧画面の見やすさ、操作のしやすさを中心にしたUI/UXも、大きなポイントになります。操作性という面では、ユーザーテストなどをしてみるとよりいいでしょう。技術面、テクニカルSEOの領域と大きくかかわるのもこうしたWebサイトです。動的に生成された長いURLの改善といった目に見える箇所とともに、プログラムで検索結果をどう呼び出すか、レスポンスに問題はないかなどエンジニアとの連携を必須にして対策をすべきです。

単品やテーマ特化型EC、サービスサイトのSEO対策はしづらい、というのが率直なところです。理由は二つあります。ひとつはGoogleが情報を網羅したWebページを優先するようになったこと。もうひとつは複数商材を扱うECが対策を強くおこなうようになり、そちらに流れてしまうケースが増えたからです。

たとえば筆者がずいぶん昔に手伝ったECサイトは、規模は小さかったもののあるキーワードで検索上位にあり、そこからの流入はもちろん、購入も多くありました。そのジャンルでユーザーが思い浮かべる、かつ購入意向も強いクエリだったからです。
しかし現在そのクエリで検索してみると、上位はまとめサイトやランキングサイトといった記事ページばかりで、ECサイトは出てきません。ECでようやく出てくるのは、大手のショッピングモールのページです。モールはそのジャンルの商品が豊富に登録されていて、情報の網羅性が高いからです。

そのため単品やテーマ特化型EC、サービスサイトといったものは記事コンテンツを作成し、そこからの集客を図っていくというふうに、通常のSEO対策ではなく戦略の転換をしていくことも必要でしょう。実際に筆者も先ほどふれたECサイトでは、そうした種類のコンテンツを使ってマーケティングにも取り組んでいました。いくら強力なクエリでの流入、購入があるといってもそれだけで十分な売上は獲得できないからです。

なお同じような戦略を加えた記事コンテンツからの集客は、複数商材のEC、複数サービスを扱うサイトでも取り入れていくべきものです。こちらもカテゴリや一覧(検索結果)ページにGoogle検索からの流入が多くあっても、それだけで高い目標をクリアしたり、継続して売上を伸ばしていくことはできません。そのため記事コンテンツを加えて、拾えていないキーワードを対策していくというのも手です。静的なカテゴリページをつくって、そこに専門家の解説やコラム、ユーザーレビューといったテキスト情報を加えていくのも有効です。実際にこうした取り組みをしている大規模サイトは、多くあります。

こう考えると、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングの手法はさまざまなWebサイトで有効になるといえます。
もちろんやみくもにそれを導入するということでは成果は出ませんので、どうやれば良いかなど相談されたい方は、お気軽にご連絡ださい。

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